スマートレイアーも香港ヴァーズ!?

香港国際競走デーについて。

先日、ヌーヴォレコルトの香港ヴァーズ参戦を受けて、「これで今年はずっと“該当馬なし”だったヴァーズの馬券が買える」という趣旨の記事を書きましたが、その後さらに動きがあったようなので、あらためて香港国際競争デーの日本からの選出馬をまとめてみました。

まず、【香港カップ】は既報通り、エイシンヒカリ、モーリス、ステファノス、ラブリーデイ、クイーンズリングの5頭。

【香港スプリント】も同じく既報通り、ビッグアーサー、レッドファルクスの2頭が出走を予定しています。

動きがあったのは【香港マイル】で、当初から出走予定だったロゴタイプに加えて、ネオリアリズムとサトノアラジンが招待を受け受諾。

さらについ先日まで該当馬なしだった【香港ヴァーズ】も、ヌーヴォレコルトだけではなく、サトノクラウンとスマートレイアーが出走する運びとなりました。

スマートレイアーは当初はマイルへの参戦が噂されていたのですが、おそらくマイルでは選出されずにヴァーズへ出走することになったのだと思われます。

しかし、2000mでさえ勝ち鞍のない馬が2400mの国際GIですか・・・ もともと香港マイルに招待される日本馬は、マイルCSの結果を受けて最終的な決定が下されるので、実績的にもマイルCSに出なかった時点で選出される可能性は低かったと思うんですよね。

となると、何故マイルCSに出なかったのか。勝機は薄いと判断していたのならエリ女という選択肢だってあったはずですし、可能性の低い香港マイルの招待に賭けていたのだとしたら陣営の見立てが甘すぎたという事でしょう。

まぁ、香港ヴァーズはスローの上がり勝負になる傾向が強いので、こなせない距離ではないとは思います。が、どうにもチグハグなレース選択である感が否めませんね。

同馬のこれまでのローテーションを見返してみると、「何故ここでこのレースじゃないの?」というのも少なくないんですよね。GIを勝てるだけのポテンシャルを秘めた馬だと思うだけに、なんだか凄く勿体ない使われ方しているよなぁ・・・

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