フェブラリーSは騎手に注目

昨日の小倉代替開催で急遽勝負レースとした10Rあすなろ賞と11R帆柱山特別は見事にどちらもヒット。ただ、あすなろ賞のワンダープチュック頭の3連単が当たっていればそこそこの額になったのですが惜しくも2着。どっちもガチガチの決着で、あすなろ賞は馬連のみ、帆柱山特別は馬連とそれよりも低配当の3連複の的中だったのでプラスはほんのちょっとだけ。土日の負けを取り戻すには至りませんでした。ま、土日ボウズだったので、まずは2鞍とも当たったってことで一応の満足はしていますけど。

さて、それはそれとして今週はいよいよ中央GIの開幕戦・フェブラリーSが行われます。

が、個人的にはいまいち盛り上がりに欠ける感じ。ドバイ遠征を控えるアウォーディーとアポロケンタッキーが不在で、東海Sで良い勝ち方をしたグレンツェントも回避。GI馬多数参戦って言っても、その多くが近走不振ですからね。いわゆる“GI”らしい「いったい誰が勝つのか!?」的なテンションになれないというか。まぁ、そのぶん混戦だと思っているので馬券的な楽しみはそれなりにありますけど。

そんな感じのローテンションではあるものの、ちょっと興味深いのはジョッキーの動き。モーニン、ベストウォーリアという同厩同馬主の2頭は共に主戦が戸崎。はてさてどうなるかと思っていたら、どうやら戸崎は昨年同様ベストウォーリアのようですね。で、モーニンにはムーア。これは戸崎がベストを選んだのか、ムーアありきでベストになったのか。どっちなんでしょうね? 

ベストウォーリアは根岸Sでも本命にしていましたし、戸崎の不振は気になるものの、今ところは重い印を打つ予定。ムーアのモーニンは…、悩み中。ムーアってだけで人気は5割増しくらいだし、休み明けはいまいちなタイプでもあるのであまり買いたくはないかな。

また、カフジテイク、サウンドトゥルーといった上位人気が確実な2頭の鞍上が乗り替わりに。ユーイチが怪我で離脱したことにより、カフジテイクの鞍上は津村に変更。技術的には、藤田伸二が自著で高く評価してたくらいだから問題ないでしょう。乗り慣れてもいますし。ただね、津村は震災の時のあの一件(競馬中止だから酒飲んでウイイレ発言)以来、応援する気がしないんですよね。GIで人気馬に乗った経験もほとんどありませんし、唯一一桁人気馬に乗ったのが12年阪神JFで2番人気8着のサンブルエミューズだけですから。下手すりゃ1番人気、果たして津村がその重圧に勝てるのか。

サウンドトゥルーは騎乗停止中の大野から誰かに変更。まだ正式発表がないので誰になるかは不明です。それにしても大野は勿体ないことしましたね。GIで人気馬に乗る予定なら前の週は無難な騎乗に徹さないと。ま、芝スタートがダメな馬で、マイルも短いと思うので、誰が乗っても△までしか打つつもりはないですけどね。唯一、田辺なら怖いなぁと思っていたら、田辺は当日小倉みたいです。

もう一人。なぜそこに? というのがユタカさん。今回はコパノリッキーとコンビ復活なんですね。本人はアウォーディーで参戦したかったみたいですけど、出ないなら仕方ない。それならケイティブレイブかなと思ったら、こちらに。ケイティの出否が流動的だったから、先にこっちで決まったのかなという感じです。同型ケイティの実力を知るユタカさんがリッキーでとういう競馬をするのかは非常に興味深いですね。ついでに言うと、そのケイティに乗るのが、昨年までタルマエの主戦だった幸というのも面白い。ユタカさんはダートでお手馬いっぱいいますから、ここで良い競馬が出来れば、ケイティの主戦は幸に変わるかも知れませんね。

といった感じで、フェブラリーSは馬だけではなくジョッキーにもいつも以上に注目してみると面白いかと。

 - GIの考察