【阪神牝馬S】GI級の激戦

昨日の話ですが、注目すべきニュースが二つほどありました。一つは「スワーヴリチャード、安田記念を目標に」というもの。昔は、カミノクレッセとかイクノディクタスなんかが春天→安田→宝塚のローテで走って結果を出していたし、たまにはこういうローテの馬がいてもいいですよね。それだけ順調に使える馬なんてそうそういないんだろうけど。

なんて思っていたら、今度は「ダノンミレミアム、皐月賞回避」の一報。ザ石で大事を取ってとのことらしいのですが、これは残念。やはり、順調に使えるってそれだけでも凄いことなんですよね。今後はダービー直行とのこと。無敗での二冠までが十分視野に入っていただけに、関係者の無念は想像に難しくありませんが、ただまぁ一介の馬券ファンからすれば、これで皐月賞は1強ムードから一気に混戦に。ダービーも含めて、馬券的には面白くなったとも言えそうですけど…

先の話はこの辺で。明日のもう一つの重賞、阪神牝馬Sの予想に参ります。

これはまたかなりのメンツが揃いましたね。ソウルスターリング、リスグラシュー、アドマイヤリード、ミスパンテール、ラビットランなどなど。もうこのままヴィクトリアマイルでもいいんじゃないかってくらいの好メンバーです。

あくまでも前哨戦とはいえ、マイルに延長されたここ2年はまったく荒れていませんし、馬券的な妙味はかなり薄め。手堅く当てに行って、翌日の桜花賞資金をちょっとでも稼げればOKかと。

本命は◎リスグラシュー。昨年の牝馬三冠戦線はトライアルも含め3,2,5,3,2着と勝ちきれませんでしたが、その安定感は特筆ものでしょう。テン乗りのユーイチが「なんだかなぁ~」って競馬をしたエリザベス女王杯も8着とはいえ0秒4差ですからね。しかも、年明け初戦の東京新聞杯は牡馬を一蹴しており、ハーツクライ産駒らしくここにきての地力強化も顕著。さらに、阪神芝は[1-2-2-0]。地力、適性、順調度、全てにおいてメンバートップクラスですから、ここで崩れることはまずないでしょう。

相手本線は◯ミスパンテール。チューリップ賞を美味しく頂いて以降、度々お世話になっている馬。当然、ここも買います。気性的に難しいところがあるようですが、ノリさんが上手いこと手の内に入れているようですし、ここ2戦と比べて相手は強くなりますが、ま、大丈夫でしょう。もともと牝馬同士ならGI級だと思っていますし。

単穴に▲ジュールポレール。前走のエリザベス女王杯は距離が長かっただけなので度外視。昨年は、当レースとヴィクトリアマイルで連続3着。同路線で上位の実力は既に証明済みです。昨秋の準オープンで負かしたフロンテアクイーンがその後に重賞で連続2着というのも、実績の裏付けとして十分でしょう。休み明けの方が力が出せるタイプですし、評価を落とす理由がないのに人気は落ちそうな感じなので、これはなかなか妙味ありかと。

以下△にアドマイヤリード、ラビットラン、ミリッサ。それと、一応ソウルスターリングも。

◎:リスグラシュー
○:ミスパンテール
▲:ジュールポレール
△:アドマイヤリード
△:ラビットラン
△:ミリッサ
△:ソウルスターリング

この印で手広く買ったらガミ濃厚なので、買い目の構築にはかなり頭を悩ませることになりそう。手堅くとは言ったものの、有力馬が多すぎて以外に難解な気がしてきました…

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