【皐月賞】道悪前提なら…

あの弥生賞を見てしまうと、さすがにダノンプレミアムには逆らえないかなぁ…と思っていた矢先に挫跖で回避の一報。これで馬券に妙味は出てきたけど、ダノンプレミアムには頑張って欲しかっただけに残念。

何でもかんでもノーザンファームの馬ばかりじゃつまらないですからね。オーナーも、サンデーに社台にGIに、他でもキャロットとかシルクとか、社台グループの息のかかったとこばっかじゃつまらんのですよ。ロードの中村さんのケイアイファームから出た超大物。皐月は残念でしたが、ダービーでの巻き返しに期待します。

それはそれとして、皐月賞の予想です。

色々考えました。可能な限り情報をかき集め、枠順が出てからは展開をシミュレートしてみたり。が、今になって気づいたことがひとつ。明日、雨、なんすね、予報だと…。普段は週末の天気とかけっこう気にしてるんですけど、何故か今週に限ってまったくそこを見ていませんでした。勝手に好天良馬場だと思い込んでいたというか…

予報では降雨確率は80%。ま、普通に降るでしょうね。なので皐月賞は道悪前提での予想とします。そうなると、それまで考えてきたことがかなり無駄になってしまいますけど、それはまぁしょうがない。むしろそれならそれで狙いがハッキリするから、これ以上は迷わずに済みそうですし。

本命は◎タイムフライヤーです。前走の若葉Sは正直、かなり物足りない内容でした。お世辞にも強い相手とは言えない、むしろ手薄なメンバーだったにも拘らず5着敗戦。スタート直後にぶつけられたとはいえ、流れが向かなかったとはいえ、叩き台使用で太め残りだったとはいえ、上がりは1位だったとはいえ、それでもまだ不満の残る競馬ではありました。が、ここは消耗を最低限に抑えられたと前向きに捉えましょう。

この馬が一番強い競馬をしていたのは重馬場の萩Sですから、GIを勝った舞台で得意の道悪(想定)と条件は一気に好転します。ジャンダルムを物差しにすれば、本馬はホープフルSでこれに0秒2差、ワグネリアンは弥生賞で0秒1差だから、こっちが0秒1勝ってますし。人気急落が確実な状況で妙味も十分。今季好調のウチパクさんに託したいと思います。

相手本線は◯ワグネリアン。ディープ産駒だけど道悪は歓迎。本質的には良馬場向きなんだろうけど、野路菊Sは重馬場で上がり33秒0。母父がキングカメハメハで母母がブロードアピールだから血統的にもパワーは十分。妙味は薄くても、上位評価は避けられません。

単穴に▲マイネルファンロン。良馬場でも葉牡丹賞でジェネラーレウーノに0秒1差、フリージア賞でギベオンに0秒1差、スプリングSも3着と安定して走れていますが、唯一の勝ち星は重馬場で4馬身差の大楽勝。父ステイゴールドに母父ロージズインメイといかにも道悪が得意そうな配合ですし、波乱演出の可能性は決して低くないかと。

以下△はエポカドーロ、ケイティクレバー、ジェネラーレウーノの3頭。今回はとことん道悪適性に拘りました。ステルヴィオは重馬場のコスモス賞を勝っていますが、この馬の中でも最も低調なパフォーマンスだったのがそれ。ミスマンマミーアとクビ差で上がりでは遅れを取っていますからね。道悪は苦手だけど何とか能力で勝ちきったって感じでしたし。ここは思い切って消します。

◎:タイムフライヤー
○:ワグネリアン
▲:マイネルファンロン
△:エポカドーロ
△:ケイティクレバー
△:ジェネラーレウーノ

近年は波乱傾向が増している皐月賞。今年は大本命馬の回避に加え、道悪での施行が濃厚。大荒れの可能性も十分にありそうなので、ここは3連単で手広く構えて一撃の夢を見たいと思います。

 - 今週の予想