【小倉大賞典】Hペース必至?

波乱上等のローカルハンデ重賞。3番人気以内が総崩れみたいなケースはほとんどないので3連単で極端な波乱というのはあまり見ませんが、小倉開催だった過去10年9回では5番人気以下が6勝ですから波乱傾向はそれなり。今年はメンバー的にも拮抗していますし、ここは高配当決着に期待します。

レースのポイントは揃いも揃った逃げ馬の存在でしょう。徹底先行型のマルターズアポジーとダノンメジャー。出来ればハナへ行きたいロードヴァンドール。控える競馬も出来るけど…のマイネルハニー。こうなるとさすがにハイペースは避けられないでしょう。

マルターズアポジーは今まで一度もハナを譲ったことはなく、対するダノンメジャーも今は押して押してハナへという競馬を続けています。この2頭は簡単には譲らないと思いますし、スタート次第ではロードやマイネルもそれに加わる可能性が。結果誰が逃げるにしても、前々で進める組には厳しい競馬が予想されます。

ならば、ここはシンプルに決め手のあるタイプから狙うのがいいでしょう。というわけで本命は◎ヒストリカル。極端な競馬しか出来ないため成績は安定しませんが、色々噛み合えば毎日王冠でだって3着に入れる力量馬。カンパニーの弟だから明け8歳の年齢も気になりませんし、ディープ産駒の隠れた庭とも言える小倉芝中距離なら初舞台も問題なし。高倉くんに託します。

相手も似たような脚質の◯ベルーフ。追い込みに転じてからは勝ち切れはしないものの不発に終わることはなく常に上位争いと安定。当地実績もありますし、ここも最後はしっかり詰めてくれるでしょう。

▲はパドルウィール。ヤマカツエースにクビ差2着の前走は評価せざるをえないでしょう。どこからでも競馬できる自在性もありますし、最近けっこうお世話になっている松山に期待。

以下、△はストロングタイタンとクラリティスカイ。前者は小倉3戦無敗の適正もありますし、前走の敗戦だけで見限るのは早計でしょう。後者も中山金杯は57.5kgで2着と地力を見せましたし、初距離だった前走は度外視できるかと。何と言っても確変中の田辺ですし。あ、あと一応フルーキーも抑えます。

◎:ヒストリカル
○:ベルーフ
▲:パドルウィール
△:ストロングタイタン
△:クラリティスカイ
△:フルーキー

馬券は◎軸の馬連流しと3連複のボックスで。

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