【ドバイWCデー】全4鞍予想
本日はまだ終わりません。先程、大阪杯の予想を更新したばかりですが、続いてはドバイです。
ええ、そりゃもちろん、馬券が買える以上は買わないわけにはいきませんから。去年もワールドCはかなり儲けさせてもらったしね。
時系列に沿っていきましょう。
メイダン6R【ドバイゴールデンシャヒーン】
日本からはマテラスカイが武豊を鞍上にゲートイン。いやいやいやいや、挑戦することは確かに素晴らしいことですが、さすがに準オープンを勝ったばかりで重賞で全く実績のない本馬の遠征はどうなんでしょう。気持ちはわかります。仮に自分がこの馬の関係者だったら、「招待レースだし、ドバイ行ってみたかったから出すかー」って感じになると思うし。ただまぁ現実はそう甘くありませんから。毎年の香港国際競争を見ていればかわる通り、日本が世界レベルのあるのは中長距離のカテゴリであって、短距離それほどでもないですから、さすがにこれが通用するとは思えません。
ってことで、本命は◎ロイエイチ。昨秋のBCスプリントを圧勝。前哨戦も持ったままの大楽勝。普通に走れば普通に勝つでしょう。このメンツなら。断然人気でしょうけど、そこは国内オッズに期待します。
万が一、逆転があるとすれば、ハナを切りそうな◯ジョーダンスポート。前哨戦はテンからガンガン飛ばしてそのまま押し切り1秒2差の圧勝。実績的には少々物足りなさもありますが、今のメイダンの高速ダートの適性はかなり高そうですから、押し切ってしまってもおかしくないかと。
単穴は一昨年の2着馬▲エックスワイジェット。長期休養明けから3連勝と再び軌道に乗った実力馬。これもハナを切りたいタイプだけに展開がカギになりそうですが、能力的に上位なのは間違いありません。
次点が昨年の覇者☆マインドユアビスケッツ。◯と▲が徹底先行型で、その後ろに◎という流れが想定されますが、これでペースが極端に上がれば、昨年のこのレースで豪快な追い込みを決めたこの馬の出番かと。
◎:ロイエイチ
○:ジョーダンスポート
▲:エックスワイジェット
☆:マインドユアビスケッツ
断然人気が想定される◎に相手も人気どころ。しかも少頭数。可能な限り点数を絞って勝負する必要がありそうです。
メイダン7R【ドバイターフ】
過去2年、日本馬が連勝中のドバイターフ。やはりこのカテゴリなら日本は世界でもトップレベルということ。つまり、国内オッズの海外馬券では妙味はゼロ。今年も日本馬が中心と言ってもいいメンツですから、ここは馬券は軽めに応援気分で観るレースかと。
本命は◎リアルスティール。一昨年の勝ち馬で地力、適性ともに証明済み。昨秋の毎日王冠を快勝しているように久々は問題ありませんし、中間気配も上々。直前でデットーリに断られて鞍上変更を余儀なくされるアクシデントはありましたが、走るのは馬ですからね。鼻出血で回避となった昨年のリベンジに期待しましょう。
相手は◯ネオリアリズム。不良馬場の天皇賞(秋)は度外視できますし、少なからずその影響があったと思われる香港カップも3着なら上々。ドバイは初めてですが、海外遠征自体は慣れたもので、状態は良さそう。何より、モレイラですから、これより評価を落とすわけにはいきません。
単穴も日本馬、前年覇者の▲ヴィブロス。前走の中山記念が案外な内容でしたが、去年も中山記念5着から巻き返していますし、当時より10kg以上も馬体が増えているように今が充実期といった感じ。騎乗経験のあるデムーロ弟なら上手く力を引き出してくれるでしょう。オーナーは…アレですけど…
以下△は、当レースと相性のいいジェベルハッタの勝ち馬ブレアハウスと、そのレースで距離ロスがありながら2着に好走したベンバトル。GIで2着5回と地力は高いランカスターボンバー。
◎:リアルスティール
○:ネオリアリズム
▲:ヴィブロス
△:ブレアハウス
△:ベンバトル
△:ランカスターボンバー
先述通り、馬券は控えめで。馬連と3連複フォーメーションで遊びます。
メイダン8R【ドバイシーマクラシック】
ここも強い日本馬がいますが、個人的にはターフに比べると少々信頼感に欠ける印象を受けます。ならば、外国馬勝負が吉?
本命は◎ホークビル。過去には6連勝でエクリプスSを勝った実力馬。約半年ぶりだった前走が当コースでレコード勝ち。久々を使われた上積みは大きいでしょうし、専門誌等でみる限りの人気であればかなり狙い目かと。楽に先行できそうなメンバーですし、あっさり押し切っても不思議ではないかと。
相手は◯クロスオブスターズ。昨年の凱旋門賞の2着馬で覚えている人も多いでしょうか。当時は道悪が好走の要因って感じで言われていましたが、前走のダルシャーン賞は良馬場でもきっちり2着。BCターフ覇者のタリスマニックに0秒3差なら上出来でしょう。とにかく崩れないタイプですから、ここも上位争いが濃厚。
単穴に▲サトノクラウン。正直、この馬は買い時がよくわからない。道悪ならプラスってのは当然ですが、ハイランドリールを負かした香港ヴァーズは良馬場だったし。去年の秋、JCと有馬は負け過ぎな気もするけど、香港ヴァースも天秋大敗した後だったし。とりあえず、モレイラなので買いますけど… 本当によくわからない馬です。
△の筆頭にレイデオロ。ダービー馬ですし、これまでの日本馬の実績を考えても、△は軽く見過ぎだろうと言われるかも知れませんが、いくらテン乗りで不向きな流れで道悪だったとしても、京都記念は物足りない内容。
それと、気になったのはルメールの「スムーズならチャンスはあるよ」というコメント。メディアはこれを前向きな記事に仕立てていますが、逆に言えばスムーズな競馬が出来なければチャンスはないってこと? そもそも競馬ってスムーズに運ぶことの方が珍しいですし、仮にスムーズでもチャンスがあるって程度なら、実はそこまで評価は高くないのかも、と。結果、「大阪杯でサトノダイヤモンドに乗っておけば良かったー」ってことになりそうな気が…
以下△に、A.オブライエン厩舎のアイダホ、M.スタウト厩舎のポエッツワード。海外馬券の発売が始まってまだ一年半ほどですが、海外のビッグレースは日本以上に厩舎買いが通用するような気がしています。
◎:ホークビル
○:クロスオブスターズ
▲:サトノクラウン
△:レイデオロ
△:アイダホ
△:ポエッツワード
馬券は◎軸の馬連と3連系をフォーメーションで手広く。ダービーでガッツリ儲けさせてもらったレイデオロに対しては失礼な印になりましたが、ここは外国馬に妙味を求めるレースではないかと…
さぁ、そして最後はこれ。
9R【ドバイワールカップ】
先に言ってしまうとアウォーディーは無印です。アロゲートとガンランナーがいた去年に比べればメンバーは手薄ですが、それ以上にアウォーディーに去年ほどの勢いがありませんからね。ここはどれだけよくても掲示板の端でしょう。それでも多少なりとも馬券は売れるでしょうから、レースとしては堅そうですが、多少は妙味もあるかと。
本命は◎ウエストコーストしかないですね。今回のドバイ4鞍で一番信頼できる本命だと思います。メイダンが引き続きの超高速馬場だった場合は、前残りで取りこぼす可能性もゼロではありませんが、それでも馬券内をハズすことはないでしょう。アメリカ競馬は常に超一流が1頭はいるイメージですから、カリフォルニアクローム→アロゲート→ガンランナー、次はこの馬かと。
相手は前述通り前残りを警戒しての◯ノースアメリカ。前走のマクトゥームチャレンジラウンド3は超高速ダートを味方にレコードでの逃げ切り勝ち。舞台適性の高さは言うまでもなく、当時と同じような馬場状態ならここも上位粘り込みの可能性は高そう。
ホームランか三振の単穴が▲タリスマニック。常識的に考えれば初ダートがワールドCで好走を望むなど酷な話。ですが、これを管理するA.ファーブル師は過去にもアルカングで初ダートでBCクラシック優勝の偉業を果たしていますし、前回のアメリカ遠征時にダートの感触を確かめ、前走はオールウェザーを選ぶなど準備は万端。芝の実績から能力は確かですから、もしかしたら…の期待は小さくありません。
以下△は、スミヨンに手綱が戻るサンダースノー、UAEダービーの圧勝が今なお脳裏に焼き付くムブタヒージ、初の牡馬相手はマイナスも実績十分なフォーエバーアンブライドルド。
◎:ウエストコースト
○:ノースアメリカ
▲:タリスマニック
△:サンダースノー
△:ムブタヒージ
△:フォーエバーアンブライドルド
馬券は◎軸の馬連&3連系。アウォーディーは切っているとはいえ、少頭数で人気どころ中心なのでオッズと相談しながらの買い目選択になりそうです。
以上、ドバイ4鞍の予想。大阪杯は堅そうなので、なんとかここで軍資金を確保しておきたいところです。