2020【函館スプリントS】予想

 ユニコーンSよりは配当妙味に期待ができそうな函館SS。メンバー的にも、今年は人気サイドで上位独占って感じにはならなそうなので、自称穴党として非常に楽しみなレースです。

 ポイントは馬場と展開ですかね。先週のUHB杯(3勝クラス)が、前半3F32秒7のハイラップで1分7秒5の高速決着。やっぱり今年も函館は高速馬場のようです。で、上位馬の4角の位置取りが、上から4,16,10,7,1番手というもの。ハナ、好位、中団、後方、それぞれの位置から掲示板に入っており、脚質はあまり関係ないと見たほうがいいでしょうか。

 ただ、ここはいわゆる典型的な逃げ馬が不在。どの馬も前目には付けたいけど無理に逃げる必要はないって感じだと思うので、極端なハイラップになることは考えにくく、そうなると追い込み一辺倒では差し届かずとなりそうな気も…

 というわけで、本命は◎ジョーマンデリン。前記UHB杯の勝ち馬で連闘での重賞挑戦。とはいえ、滞在競馬なら連闘は割り引く必要はないでしょう。陣営も「使ってよくなりそうな感じがしていた。レース後も雰囲気はいいし、疲れはない。栗東にいる時より落ち着きがあるし、こっちの環境があっているのでしょう」と非常にポジティブ。時計的にも前走と同じだけ走れば普通に勝てるレベルですし、函館[3-1-0-0]の実績が示す通り、とにかくこの環境、この馬場、このコースが合っていますから、連勝で一気の重賞勝ちがあっていいと思います。

 相手は…、人気サイドだけど○ダイアトニックで仕方ないですかね。初の函館に加え、58kgの斤量がネックとなり評価を落としましたが、能力的には既にGI級。馬場と斤量を克服できれば圧勝まであっていいレベルの馬です。ただ、父ロードカナロアも取りこぼしているのがここですし、断然人気が確実なので2,3着止まりであってくれると嬉しいのですが…

 単穴に▲シヴァージ。芝に来てからは追い込み一辺倒なので“単”穴というにはちょっと微妙な気もしているのですが、能力的には相当だと思うのと、他にこれといった馬がいないので、押し出されるような3番手評価となりました。とはいえ、藤岡のお兄ちゃんは色々考えて乗ってくれる騎手ですから、3戦連続での手綱なら位置取りなんかも少しは考えてくると思いますし、乗り方一つで全然あるかと。

 以下△は、エイティーンガール、マリアズハートの追い込み馬2頭と、出来れば消したいけどポン駆けも利くし消す要素が見当たらないライトオンキュー
まで。

◎:ジョーマンデリン
○:ダイアトニック
▲:シヴァージ
△:エイティーンガール
△:マリアズハート
△:ライトオンキュー

 馬券は3連単フォーメーションをメインに、押さえで3連複も。「配当妙味が…」とか言いながら、結局は人気サイド中心の予想になってしまいましたね。こうなるともう◎の頭に期待するしかなさそうです。

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