騎手課程33期生卒業式

先日、JRA競馬学校騎手課程33期生の卒業式が行われました。無事に5人が卒業し、9日発表の騎手試験に合格すれば3月1日からプロ騎手としてデビューすることになります。

注目したいのがその顔ぶれ。横山典弘騎手の三男・武史君、木幡初広騎手の三男・育也君、武藤善則調教師の長男・雅君と、5人中3人が現役騎手、調教師のご子息となっています。

彼らが騎手試験に合格すれば、横山家は長男の和生もいるので、これで父子3人。木幡家に至っては、長男・初也、次男・巧也もいるので父子4人が現役騎手。特に木幡家はJRA3兄弟ジョッキーとなれば、平成に入ってからは初の出来事。昨年は父子3人が揃ったレースが話題になりましたが、3兄弟、父子4人の対決が実現すれば、それもまた大きな話題となりそうですね。

そんな明るいニュースの裏ではちょっと残念なニュースも。競馬学校騎手課程第35期生として、昨春入学した芳賀天南さんが退学していたとのこと。藤田菜七子騎手以来3年ぶり、JRA8人目の女性騎手候補として注目されていましたが、どうやら本人からの申し出によりこの冬に退学していたそうです。一競馬ファンとして凄く残念ではありますが、同期の中では唯一の乗馬未経験者だったそうですし、なかなか難しいところもあったのでしょう。まだまだ男社会でもありますし、同期で女性一人という環境も想像以上にキツかったのかも知れませんね。まだ、若いですし、また別の夢を見つけて頑張って欲しいと思います。

しかし、そう考えると菜七子は本当に凄いですね。留年もせずしっかり卒業してプロになって。成績は、本人は納得していないでしょうけど、昨年のJRA6勝は美浦の新人騎手の成績としては決して悪くはありませんし。なんだが、今まで以上に応援したくなってきましたね。馬券は別ですけど(笑)

 - 競馬ニュースの所感