2018【東スポ杯2歳S】予想
先週はいいところなし。エリザベス女王杯は…、世代トップクラスが不在で押し出されただけの3歳馬を軽視して、それは見事にその通りの結果になったのだけど、肝心の勝ち馬が抜け。深く考えずに“距離”を理由にバッサリいってしまった…。が、あとから考えれば、折り合いが課題で距離実績がなかったわけなのだから、モレイラに替わって折り合いの不安が解消されるのならば、この距離でも走って何ら不思議じゃないんですよね。もう少し冷静に、しっかりと分析すべきでした。非常に悔いの残る結果です。
切り替えて。今週はマイルCSの他の重賞は東スポ杯2歳Sのみ。2重賞ならじっくり時間をかけて予想することが出来ますから、今週こそはしっかり的中を射止めたいところです。
東スポ杯2歳S。ワグネリアンやディープブリランテといった後のダービー馬を含め、過去10年の勝ち馬のうち7頭がのちにGIを勝っている大出世レース。ホープフルSをGIにするくらいなら、これがGIでいいじゃんと思うくらい、ハイレベルなメンバーが揃う一戦です。
今年も例に漏れずかなりの好メンバー。それこそ、このままのメンツでGIでもおかしくないと思えるくらい。それだけに予想は難解。ハイレベルだけど、そうは言ってもまだまだキャリアの浅い2歳馬同士。未知の部分も多く優劣をつけるのは容易ではありません。
しかし、そんななかでも断然の人気が見込まれるのが藤沢厩舎の◎ルヴォルグです。穴党としては、これに本命を打つことにはかなり抵抗がありますが、荒れそうにないレースでまで無理に穴を狙うのはただのアホ。大事なのは当てることですから。
というか、あのデビュー戦を見てしまったらルヴォルグ以外に考えられません。今回と同じ東京の芝1800mで1分49秒5。それだけなら別に大したことないんですけど、兎にも角にも内容が秀逸。スタートから終始楽な手応えで好位追走。直線は馬なりのまま先頭に立つと、最後まで持ったままで上がり33秒6。絵に描いたような圧勝で、藤沢師も「すごく楽な競馬だった。終わってみれば負ける要素が見当たらないようなレースぶり」と絶賛の嵐。しかも「たいして強い調教もしていなかった」というなかで、あれだけの走りをしてしまうのだから、本当に桁違いのポテンシャルです。藤沢厩舎にしては珍しい中2週の強行軍ですが、それは“前走の消耗がなかったこと”の証であり、“ここも楽に勝てるだろう”という見込みなのではないかと。個人的には、現時点でのダービー最有力候補です。
相手筆頭は◯ホウオウサーベルです。デビュー戦は馬体的にも精神的にも、走りそのものもまだまだ幼さを残す感じでしたが、それでも、新潟外回りとはいえ上がり33秒8で突き抜けた脚力は魅力十分。なんと言っても、あのミルコが「かなり能力のある馬」と言ってここも継続騎乗なんですから、本当にこの馬を高く評価しているということ。放牧を挟んで馬がグッと良くなっているようですし、ここは期待しましょう。
単穴は▲ヴァンドギャルド。阪神マイルのデビュー戦は1馬身1/4差で勝利。勝ち時計は重馬場で1分36秒8。道悪のため時計の評価は難しいですが、重馬場で上がり33秒9のキレ味はなかなかのもの。もともとデビュー前の追い切りでエポカドーロに食らいつく動きを見せていたほどの馬ですから、ポテンシャルが高いのは間違いありません。一度使った上積み、良馬場でさらに良さが出るようなら、一発の可能性も十分。
以下△に、初戦8馬身差のヴェロックスと良血ディープ産駒のダノンラスター。それに、天栄帰りで東京に戻るのもプラスなアガラスも。はい、ようするに外人馬券ってことです。
◎:ルヴォルグ(R.ムーア)
○:ホウオウサーベル(M.デムーロ)
▲:ヴァンドギャルド(C.デムーロ)
△:ヴェロックス(C.ルメール)
△:ダノンラスター(J.モレイラ)
△:アガラス(W.ビュイック)
馬券はムーアの1着固定の3連単、と思ったけど府中の千八で大外はけっこう厳しいので、念の為、1,2着固定します。それでも連は外さないと思うので。配当面はたいして期待できないのでフォーメーションで出来る限り相手を絞って勝負したいと思います。