2018【チャンピオンズC】予想
先週のジャパンC。アーモンドアイの規格外の強さにケチをつける気は毛頭ございませんが、レース前、レース後ともに愚痴が止まらなかったのは、国際招待競争としてのJCのあり方に疑問と不満しかなかったから。今年があの時計だと、来年は1頭も来てくれないかもね…
そして、馬場に問題があるのは芝だけではなくダートも同様。ダート競馬が主流であるアメリカのそれとは全くの別物である日本の砂。ゆえに、国際招待競争であったジャパンCダート時代から、外国馬の参戦はJC以上に少なく、外国馬が勝利したのも1回だけ。そして、チャンピオンズCと名前を変えると共に招待競争ではなくなりました。阪神から中京への移設したのは米国と同じ左回りだから。でも、もう招待費用は出しません。うーん、中途半端極まりない。本気で米国の強豪を呼ぶ気なら、左回りにした上で国際招待競争を継続しろって話。どうせこないんだから金払わんでいいんだし、出しますよ!ってスタンスくらいとっとけよ。そしたらファンも少しは納得するのに。これじゃハナから呼ぶ気なんてないとしか思えない。
ホント、中途半端はJRAの専売特許ですよね。JCダートが招待競争を止めて海外の強豪を呼ぶことを諦めて名称を変えるんだったら、いっその事ジャパンCも名前変えればいいのにね。外国馬が全然こないのに“ジャパン”を関する国際招待競争なんてそれだけで恥さらしだよ。
と、さんざん腐したわけですが、今年のチャンピオンズCには3年ぶりに外国馬が来日。ありがたい限りです。招待競争じゃないから費用も実費だってのに来てくれるなんて…
ここは、その陣営に敬意を評して◎を進呈。と言いたいところですが、冷静に馬券的なことを考えるさすがに無理。安くないお金とリスクを背負って来日するわけですから、多少なりとも陣営に勝算はあるのだと思いますが、あまりに未知すぎて本命はさすがに…。ただ、ドバイワールドC4着という成績は、日本のダートのトップホースでも簡単には取れない着順。つまり、適正以外の部分で言えば能力が高いのは間違いない。なので、唯一の外国馬パヴェルは▲とします。
当初、本命はゴールドドリームで堅いと思っていました。ルヴァンスレーヴの一週前の稽古がちょっと酷かったので。が、そのゴールドドリームが筋肉痛を理由にまさかの回避。これで一気にわからなくなってしまいました。普通に考えればルヴァンスレーヴでよさそうなんですけど、前記通り、状態面が本物とは思えない。最終追いもモヤで隠れてよくわからない感じだったし。となれば、繰り上がりは◎ケイティブレイブしかないですね。中央の左回りでは勝っていないのが不安ではありますが、ここに来ての成長、充実度は凄いですし、今ならきっと大丈夫。そろそろ日本人にGIを勝って欲しいってのもありますし、軸という意味ならこれが一番信頼できるかと。
相手本線は◯アンジュデジール。15年のサンビスタの印象に引っ張られている感はありますが、前走のJBCレディスクラシックも「内枠ならもっと楽に勝てていた」と強気ですし、何よりここにきて状態面が抜群とのこと。「牡馬だと思って攻めている。それぐらい体が良くなっている。牝馬って勢いがある時はすごいんですよ」。昆先生がそういうなら信じましょう。鞍上が典さんってこともあって、何かしでかしそうな雰囲気を感じますし。
で、単穴が▲パヴェル。唯一のGI勝ちが、米国の数ある競馬場のなかでは比較的、日本のダートに近いケンタッキーで挙げたもの。詳しくは知りませんが、日本が砂100%だとしたら、ケンタッキーは砂75%+土25%くらいとのこと。であれば、適正がハマる可能性もあるのではないかと。これが勝ってくれれば、来年以降の米国馬の来日につながる可能性もありますし、是非、頑張ってもらいたいです。
以下△はインカンテーション、サンライズソア、ルヴァンスレーヴ。中京でこのメンツだと、追い込みは届かないと思うので、基本的には前目で運ぶタイプで決まるんじゃないかと。
◎:ケイティブレイブ
○:アンジュデジール
▲:パヴェル
△:インカンテーション
△:サンライズソア
△:ルヴァンスレーヴ
◎は連軸としての信頼度は高いと思いますが、頭荒れの可能性もありそうなので、馬券は3連単フォーメーションがメイン。抑えで◎軸の3連複って感じでしょうか。