【香港スプリント】今年も地元優勢?

11日 第5R 15:40(日本時間)

世界でも屈指のレベルにあるとされる香港の短距離路線。例年、欧州や日本、豪州などから一線級のスプリンターが多数参戦しますが、地元勢の牙城は高く、過去10年で香港馬以外の優勝は12,13年に連覇を果たした日本のロードカナロアと他に1頭のみ。今年も地元勢が優勢っぽいですね。

本命は日本でもお馴染みの◎エアロヴェロシティです。今春は高松宮記念連覇を狙うも来日後に疝痛を発症してレースに出走する事なく帰国。その後、5月に復帰し、今秋は地元GIIで3着、3着。540kg前後の大型馬なので、使われつつ状態を上げてきているようです。今回は「今目いっぱいの仕上げ」で「自信満々」とオサリバン師も言っていますし、高齢が嫌われて人気を落とすようなら妙味もありそうですね。

対抗も香港の○ラッキーバブルズ。地元のスプリント戦で目下6連続連対中と安定感は抜群。まだGIタイトルこそ手にしていませんが、今年5月のチェアマンズスプリントプライズでは当時世界最強スプリンターと言われていた豪のシャトークアにクビ差の2着ですから能力は確かです。初のGI勝ちも射程圏内でしょう。

昨年の同レースの覇者ペニアフォビアが▲。今シーズン(10月以降)は3,7,7着と振るいませんが、「目標はあくまで国際競争」とクルーズ師が言うように、今年も本番に全力投球の構え。スムーズにハナが切れれば昨年の再現も。

ビッグアーサーは△。昨年と今年の高松宮記念を比較すれば、香港のトップクラス相手でも十分通用するでしょう。祐一の落馬負傷で鞍上が心配されましたが、ムーアが空いていたのはこれ以上ないラッキーでしたね。祐一には悪いですが、むしろチャンスは増したかと。

もう一頭の日本馬レッドファルクスも△。CBC賞で重賞初勝利を飾ると、続くスプリンターズSも連勝。ともに1分7秒台の高速決着を豪快に差し切っており完全に覚醒した印象です。多少時計のかかる香港の馬場も合いそう。

最後に穴で☆サインズオブブレッシング。苦戦が続く欧州勢ですが、ダンジグ系×ミスプロ系の配合はいかにも同舞台にマッチしていそう。2走前のモーリスドゲスト賞が好内容で、主戦のパスキエも「優勝争いに加われる」と強気ですから一発あるかも。

レベルの高い香港勢が中心なのは間違いないと思いますが、今年は例年に比べれば有力馬が些か順調さを欠いている印象もあります。ビッグアーサー。レッドファルクスともロードカナロア級とまでは言えませんが、今回のメンバーならチャンスはゼロではないでしょう。

◎:エアロヴェロシティ
○:ラッキーバブルズ
▲:ペニアフォビア
△:ビッグアーサー
△:レッドファルクス
☆:サインズオブブレッシング

馬券は◎○の馬連を厚めに、◎からの馬連流し。あとは◎○軸2頭で3連係もちょっとだけ行こうかな。

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