【オーシャンS】波乱濃厚?
今週の重賞の中でも最も荒れそうなオーシャンS。チューリップ賞と弥生賞が堅い予想になってしまいそうなので、ここはちょっと思い切った勝負をしたいところ。
実際、過去データを確認すると、過去10年で二桁人気馬5頭が馬券に絡んで、10年中7年で3連単は10万馬券オーバー。そのうち2年は優に100万円を超える馬券ですから、積極的に穴を狙う価値は十分にあると思います。
というわけで、本命は◎スノードラゴン。前2走はマイルと7Fなので度外視とすれば、3走前はスプリンターズSで0秒1差、4走前はセントウルSでビッグアーサーに0秒3差なんですから、ここでは明らかに地力は上でしょう。9歳という年齢が嫌われそうですが、調教内容から特に衰えた感じもしませんし、人気を落とした実績馬というのは荒れる時の基本パターンの一つですからね。もともと中山適性は高く、今の馬場も合いそうなので、まだまだやれると思います。
対抗◯コスモドーム。某サイトの予想オッズでは9番人気あたりが想定されていますが、この通りならかなり美味しい予感がします。前走のカーバンクルSは後方待機から道中で徐々に進出し最後までしっかり脚を伸ばして0秒1差の2着。勝ったナックビーナスが今回上位人気濃厚っぽいのに、それと差のない競馬をしていたこちらが人気皆無というのは何とも。ラピスラズリSで騎乗して脚を余した松岡への乗り替わりはちょっと気になりますが、前走の大知もお世辞にも上手く乗ったとは言えない中で2着ですから、地力と適正で何とかなるでしょう。
単穴の▲にバクシンテイオー。前走のカーバンクルSは、道中はいい感じで運びながら直線での伸びはいま一つ。とはいえ、当時は休み明けでプラス18kgと太め残りだった上に58kgを背負ってですから仕方ないでしょう。勝ち馬とは位置取りの差もありましたし、それで0秒2差なら及第点といえます。昨夏の北九州記念がそうであったようにハマった時の脚力は相当ですから、流れ次第では一発があっても。
と、ここまでの印を見ればもうおわかりでしょう。そう、前記した「流れ次第」とはつまり前崩れを想定したもの。正直、今の中山の馬場で差し追い込み馬中心の予想は無謀にも思えますが、それなりに先行馬もいますし、クリスマスが前走くらい飛ばしてくれれば可能性はゼロではないかと。
なので、残りの印も末脚に賭ける待機組から、△にブレイブスマッシュ、レッドアリオンの2頭。特に後者はこの中間ブリンカーを付けはじめて稽古内容が一変しましたからね。中山に戻って調子も戻った田辺というのも魅力ですし、一発期待します。
1番人気になりそうなメラグラーナは思い切って無印。戸崎の1番人気は信頼度低いですし、何より追い切り本数が少なめで、明らかに本番を意識した余裕残しの作り。もともと、そこまで抜けた実績があるわけでもありませんし、飛ぶ人気馬の典型かなと。
◎:スノードラゴン
○:コスモドーム
▲:バクシンテイオー
△:ブレイブスマッシュ
△:レッドアリオン
ここは一発狙いなので手広く。この印ならどの組み合わせでもそれなりに付きそうなので、馬連と3連複は5頭ボックス。それに◎軸の3連単マルチを予定。あとはオッズを見ながら調整します。