メイショウマンボ、阪神牝馬Sで引退へ

「遂に」というか、「やっと」と言うべきか…… GI3勝の名牝としてはちょっと晩節を汚しすぎた感がしないでもないですよね。何故ここまで現役を引っ張ったのか。正直、4歳シーズンの終わりには、牡馬相手では厳しいというのは明らかでしたし、それでも賞金を稼ぎすぎているから使えるレースは限られてしまうし、って感じで関係者の方も苦労されたとは思いますが、これだけの実績を挙げた馬ですから、もっと早く引退して、一頭でも多くの産駒を残すという選択はなかったのか、と疑問に思ってしまいます。

まぁ“競馬界の良心”なんて言われる松本オーナーですから、きっと考えがあったのだと思いますけど。親父さんからマンボを引き継いだ飯田祐史調教師のためとかね。ただ、途中からはマンボのファンも、ただ無事に回ってきてくれればいい、といった感じで正直結果は二の次みたいになってましたし、実際、とても勝利に期待できるようなレースや状況はなかった気がします。

それに、ここまで引っ張って今月で引退なら、せめてもうちょっとだけ引退を早めて、最後は阪急杯で幸四郎と一緒に引退レースみたいな計らいも見たかったような……

まぁでも、無事繁殖入りなら何よりです。血統的にはお世辞にも良血とは言えないし、ここまで現役を続けさせたから、てっきり繁殖の芽はないのかと思ってましたし。

子供は、飯田厩舎か、幸四郎厩舎か。どちらにしても産駒の誕生が今から楽しみです。ここの血統だと初年度はサムソンですかね。

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