ダービーウィーク4日目
各馬、最終追い切りを終えた木曜日。既に前日の見解でダービーの本命は明らかになってしまいましたが、一応、残りの4頭も見ていきましょう。
最後は別路線組。
× キョウヘイ(NHKマイルC14着)
雨でも降って重馬場以上まで悪化したらちょっとだけ押さえますか、という馬。父リーチザクラウンに母父ダンスインザダークなら実はこの距離が合うんじゃないかなんて思ったりもしますが、これまで「おっ!?」と思わせたレースは道悪の2戦のみ。良馬場の力勝負では単純に力不足かと。名前の由来、デビューからずっと高倉くんを乗せている、という背景は凄く応援したくなるんですけど、それはそれ、馬券は馬券。印は回せないですね。
× ジョーストリクトリ(NHKマイルC12着)
キョウヘイは血統的に距離延長も面白いかと思いますが、こっちは何故ダービーを使うのか… ジョーカプチーノにキングヘイローでしょ? もちろん、キタサンブラックのように血の常識を打ち破るケースというのは稀にありますけど、印象としては完全に記念出走。参加することに意義がある的な? 別に何も悪いことはしていないんですけど、これがいなければサトノクロニクル(ダービー2着馬の半弟で京都新聞杯2着)が出走できていたと思うと、何だかなぁって感じ。
× トラスト(NHKマイルC8着)
札幌2歳S勝ち馬で、その後も4戦連続重賞で掲示板。決して弱い馬ではないですけど、ここ2戦のGIではさすがに力量不足を露呈した感じ。この大一番で丹内に乗り替わりというのも、一応騎乗経験はありますけどマイナスはマイナス。まぁ、総帥の立場からすると、主戦の大知の騎乗馬が被ったらクラブ優先でそっちに乗せないといけないって事なんでしょうけど。
○ サトノアーサー(毎日杯2着)
きさらぎ賞、毎日杯と連続2着。どちらも取りこぼしの印象が強いですが、きさらぎ賞の敗因は道悪とハッキリしていますし、毎日杯も結果的にはのちの皐月賞馬に0秒1差なら上出来でしょう。まだまだ心身ともに未完成で後方待機から直線ズドンの大味な競馬しか出来ませんが、良くも悪くも大外ぶん回しの川田とは手が合っているとも言えます。ポイントは前走からどれだけ成長しているかで、あとは流れ次第。流れが向けば頭まであっても。
以上で出走全馬の超個人的見解は終了。といったところで枠順が確定。既にほぼほぼ予想は固まっていますが、最終的な結論は枠順を踏まえ展開を熟考した上で、いつも通り前日にアップしたいと思います。