【アルゼンチン共和国杯】3歳勢は…
ハンデ戦なのあまり荒れない長距離GII。舞台設定や条件は目黒記念と同じでも、やっぱり施行時期の問題なのか、こちらはGIとの関連性が非常に強い出世レースとなっています。つまり、強い馬が強い競馬で結果を残しやすいという…。あ、だから荒れないのか…
だがしかし、みやこS同様、こちらも例年とはちょっと様相が違います。それは、人気の中心が3歳勢になりそうという点。過去10年で3歳馬の出走は僅かに3頭のみ。それが今年は上位人気確実な2頭が出走。これは、波乱の予兆ではないでしょうか。
3歳馬は3頭中2頭が馬券に絡むなど好走率は高いですが、いずれも3着までで勝利はおろか連対すらなし。一線級の出走がないからと言ってしまえばそれまでですが、短距離戦よりも長距離戦の方が3歳と古馬で力の差が出やすいのはアローワンスの設定からもわかること。つまり、ダービー2着のスワーヴリチャードも、デビュー3連勝中のセダブリランテスも疑ってかかる必要があるという事。
というか、そうでもしないと配当的につまらないので。
ただ、もちろん年齢だけを理由に評価を落としたわけではありません。スワーヴリチャードは休養期間が長引き、中間の調整から最終追い切りまでチェックした結果、まだまだ本調子には遠い感じがします。セダブリランテスは、血統や馬体、走法からこの距離はちょっと長そう。で、こういった不安があるにも関わらず上位人気は確実なのであれば、せいぜい△評価が妥当なんじゃないかと。
で、本命は◎デニムアンドルビー。先週から引き続きのBコースなら差しの利く馬場でしょうし、そうなれば近2走でも33秒台の上がりを繰り出しているおば様の末脚が生きるのではないかと。7歳牝馬ですけど、そこさえ見なければ、ここでも十分通用しておかしくないだけの近走内容ですからね。今年何度も助けられた田辺ですし、期待します。
相手は○アルバート。どうにも陣営のテンションが上がってこないのが気になりますが、去年が半年ぶりの競馬でシュヴァルグランの2着ですから、叩き2走目で今回のメンバーなら普通の考えて勝つでしょう。ただ、さすがに58.5kgは見込まれた感じもするので一つ評価を落としました。ダイヤモンドSを58kgで圧勝しているから、ここも大丈夫な気もするんですけどね。
単穴に▲サラトガスピリット。目黒記念でそれなりに高く評価していたのですが結果は11着。ついでに前走の丹頂Sも11着。ただ、どちらも敗因はハッキリしていますし、特に前走に関して言えば、全然走ってませんから何の参考にもなりません。53kgなら…
あとは、前記通り3歳馬2頭に△。おまけにハッピーモーメントとカレンミロティックにも△。
◎:デニムアンドルビー
○:アルバート
▲:サラトガスピリット
△:スワーヴリチャード
△:セダブリランテス
△:ハッピーモーメント
△:カレンミロティック
馬券は◎軸の馬連と、1列目に◎○を置いた3連複フォーメーションを予定。結局、3歳馬2頭が絡んで当たってもガミる気がプンプンとしています。