史上最強の【弥生賞】
いやー、凄いメンツが揃いましたね。各陣営とも早い段階から「弥生賞から始動」と言っていたので、揃いそうだなぁとは思っていましたが、それにしても、この顔ぶれが前哨戦でぶつかるとは…。
ただ、これだけのメンツとなれば、当然、優先出走権が欲しい陣営のなかには、3着すら狙えそうにないここを避けるという選択肢あるわけで、「賞金は足りないけどクラシックに出したい」と思えるレベルの馬はこぞって他へ。で、結局ここに出てきたのは、重賞に出走する事で得られる手当てが目的と思われるような面々。重賞なら10着までに入れば出走奨励金が出ますからね。
しかし、そうなると予想はしやすくなるぶん、馬券的な旨味は皆無に。今年の弥生賞は「観て楽しむレース」とするのが正解な気も。もちろん、だからと言って買わないわけにはいかないので、一応、予想はしますが。
まず前提として、これは実質5頭立て。ダノンプレミアム、ワグネリアン、オブセッション、ジャンダルム、サンリヴァル。この5頭でどう買い目を構築するか、というレースだと思います。リビーリングにも多少の印は付いているみたいですが、前走は内容的にもあまり評価できるものではありませんし、ハッピーグリンに完敗しているようでは、ここでは勝負にならないでしょう。
で、まずはジャンダルムを切ることに。ホープフルSで痛い目にあったことを忘れたわけではありませんが、どうしてもそこまでの強さを感じないと言うか。既に賞金は持っていて現状は2番手グループのトップくらいの位置付けの馬ですから、ユタカさんなら、ここは結果度外視の本番に向けた試走にするんじゃないかぁ、と思うわけでして。ならば消そうと。そうでもしないと買い目絞れないし。
あとは消せないので、残った4頭でどうするか…
かなり悩みましたが、ここはシンプルに行きましょう。
本命は◎ダノンプレミアム。理由は機動力と操縦性。ディープ産駒3頭のなかで最も中山向きと思えるのがこれですし、初距離と言ってもコーナー4つでスロー濃厚なら距離が壁になるようなことはないでしょう。中内田師は「中山は不安」と慎重な姿勢を見せつつも「恥ずかしくない競馬はしてくれると思う」と自信も。川田も「負けていい馬ではない」と気合十分。これを頭で。
相手本線は◯サンリヴァル。これが絡んでくれないとオッズが…、という理由もないわけではありませんが、やはりこれも中山適性重視って事で。前走のホープフルSは4着に負けてますけど、ハイペースを番手からの早め先頭の積極策で4着なら上々。かわされてからも簡単には止まってませんし、ダノンプレミアムが後ろを警戒してギリギリまで仕掛けを待ってくれれば、上位争いも十分あるかと。京都記念で会心の競馬をしたにも関わらずクリンチャーを降ろされた藤岡兄には、この馬で頑張って貰いましょう。
で、一応優劣をつけるなら▲ワグネリアンで△オブセッション。ワグネリアンはダービーの最有力と考えているので、ここと皐月賞は3,4着くらいで、ダービーでちょっとでも人気を落としてくれたらありがたいなと。そんなことを自分勝手なことを考えております。オブセッションは、前走は凄かったですけど、エンジンのかかりが遅く明らかに中山は不向き。差し届かずのパターンかと。
◎:ダノンプレミアム
○:サンリヴァル
▲:ワグネリアン
△:オブセッション
馬券は◎1着軸の3連単流し6点。◯が絡んでくれればそこそこプラスという程度でいいかなと。こういう予想をした時って大抵の場合、ジャンダルムが絡んでドボンなので、ここは馬券は控えめにして、純粋にレースを楽しみたいと思います。