【アンタレスＳ】厄介な故障明け
なかなか厄介な一戦。そう、問題なのはグレイトパールの取捨です。去年の平安Ｓのレースぶりからすれば、能力は間違いなくＧＩ級。おそらく、今後のダート中距離路線で主役を張っていくレベルの馬だと思います。ただ、今回は骨折明けで約11ヶ月ぶり。常識的に考えれば楽ではないはず…
しかし、それでもおそらく1番人気。じゃないとしても上位人気は確実。小さくない不安要素がある中で人気になるなら消しの一手でしょう。これが勝って、それで馬券が当たったところで見返りは少ないんですから。
本命は◎ディアデルレイ。回避馬が出てドリームキラリが出走してきていたら危なかったですが、このメンバーならおそらく先手が奪えるはず。有力どころはほとんど待機組だし、これらが牽制しあってマークが甘くなれば一発の可能性は十分。なんと言っても師走Ｓではサンライズノヴァを4馬身も突き放して勝っているんですから。気ムラな面がネックですが、そのぶんハマった時の強さは本物。あると思います。
前残りが前提なので対抗は◯ユラノト。デビューが遅かったため出世も遅れましたが、昨夏の札幌で未勝利を勝ち上がると、それも含め約半年間で6戦4勝とトントン拍子。今回が昇級戦で初重賞になりますが、ここ2戦が同舞台で強い競馬。時計的にはちょっと足りませんが、いずれも余裕のある内容だっただけに、これはまだまだ詰められるはず。底を見せていない未知の魅力もありますし、けっこう行けるんじゃないかと。
▲はコスモカナディアン。力はあるのに何故か人気になりにくいタイプ。川崎記念3着、東海Ｓ2着の実績からすれば、もっと評価されていいはずなんですけど、オープン特別でも大敗したりするから狙いにくいというのも確か。ただ、これも自分の競馬が出来ればしぶといですし、阪神は去年の仁川Ｓでグレイトパールに0秒1差2着だから適性もあるはず。
以下△は、当地7連対のミツバ、当地4勝のナムラアラシ、当地…実績は2着1回だけだけど、地力は侮れないロンドンタウン。
◎：ディアデルレイ
○：ユラノト
▲：コスモカナディアン
△：ミツバ
△：ナムラアラシ
△：ロンドンタウン
グレイトパールの無印はダメ元なので馬券は控えめに。でも夢は見たいので、◎◯軸の馬連フォーメーションに3連系もちょっとだけ。