2018【エリザベス女王杯】予想

 3歳世代はアーモンドアイを筆頭にラッキーライラックもリリーノーブルも不在。古馬勢もディアドラもヴィブロスも不在。近走不振とはいえネームバリューに勝るソウルスターリングもいない。正直、これで“女王”って言われても…って感じのメンツですよね。

 これだけ相手が軽くなればモズカッチャンの連覇が濃厚な気もしますが、この馬、基本的に叩き良化型なんですよね。去年もローズS見せ場なし、秋華賞で好走、からのエリザベス女王杯戴冠ですし。今回は夏場に使っているとはいえ札幌記念以来で2ヶ月半ぶりの実戦。しかも、予定通りのぶっつけではなく、熱発で前哨戦が使えなかったという想定外の事態。もしかしたら飛んでくれるかも…。ってことでこれは△の1番手。さすがに消すまでは出来ませんが、評価を落とす事は可能です。

 本命は池添の◎レッドジェノヴァ。菊花賞のブラストワンピースですら馬券内に入れなかった池添は不安でしかありませんが、モズカッチャンの評価を下げるなら代わりはこれしかないでしょう。前走の京都大賞典は、サトノダイヤモンドに迫ったこの馬が強いのか、重賞初挑戦の牝馬に迫られたサトノダイヤモンドがいまいちなのか判断が難しいところではあります。3着アルバートも次走のAR共和国杯で惨敗してるし。ですが、牡馬相手の重賞で好走したという事実は重く受け止めるべきかと。っていうか、他にいないんだもん…

 相手は◯コルコバード。[5.5.2.1]で6着以下なしという抜群の安定感はやはり魅力的。なにより、最終追い切りがこれまでにない攻めた内容で、共同会見でのキムテツ師の言葉からもやってやるぞ感が存分に伝わってきます。ただ、環境の変化に敏感で、京都も微妙。なので本命とはいきませんが、能力的にはこの相手なら勝ってしまってもおかしくないと思ってます。

 単穴は▲レイホーロマンス。中山牝馬Sが◎で9番人気3着。以後、ちょこちょこ馬券を買っているのだけど、善戦はあれど圏内はなし。これで今回買わないで来られると後悔が半端なさそうなので買います。馬格がないので定量はどうかなという気もしますし、2走前から翼くんじゃなくなったのも不満しかないのだけど、馬は好きなので。ハービンジャーはハービンジャーでも人気2頭じゃなくてこれ、みたいな結末に期待。

 以下△は前述通りモズカッチャンが筆頭格。その他にクロコスミアとフロンテアクイーンの府中牝馬S組。人気の3歳馬ノームコアとカンタービレは切ります。アーモンドアイが別格すぎて世代レベルがいまいちわかりにくいですが、少なくともラッキーライラックやリリーノーブルが順調であれば、この2頭の同世代での位置付けは甘く見積もってもせいぜい離れた4~5番手。そう考えると古馬相手のGIではちょっと荷が重いかなと。

◎:レッドジェノヴァ
○:コルコバード
▲:レイホーロマンス
△:モズカッチャン
△:クロコスミア
△:フロンテアクイーン

馬券は◎軸の馬連と3連複フォーメーションがメイン。激荒れの可能性もゼロではないと思うのでレッドジェノヴァとモズカッチャンを外した爆穴の3連単も少々。

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