2019【アルテミスS】予想
先週は少なくとも土曜までは東京競馬は雨模様と思っていたのに、当日は予報に反してさほど降らず。うーん、重馬場以上想定だっただけに、あの程度の道悪じゃそこまで荒れなくても仕方ないですね。忘れましょう。
一縷の望みは菊花賞が久々に面白いレースになってくれたこと。豊さんの会心の騎乗も素晴らしかったですが、それ以上にテンションが上がったのは、◎メロディーレーンの5着好走。道中は一回り以上も体の大きい牡馬に囲まれて位置取りを悪くし、「さすがにこれは厳しいなぁ」と思ってみていたら、直線あれよあれよと順位を挙げて掲示板を確保。やっぱりこの馬、ステイヤーの資質は十分ですね。55kgを背負って牡馬相手のGIでこれだけ走れれば十分すぎるほど十分。今後は放牧を挟んで自己条件との事ですが、こういう馬が出世して大きなレースに出るようになると、たぶん凄い人気が出ると思うし、それによって長距離戦が注目を集めることになってくれたら嬉しい限り。これからも全力で応援させてもらおうと思います。
そういえば、すっかり意識の外にあったのだけど、先週末は豪州でコーフィールドカップが行われ日本馬のメールドグラースが勝利。後で映像をみたけど文句なしで強かったですね。正直、2000mに照準をあわせるような使い方をしてきたのに、あからさまな使い分けで豪州遠征となった時は「なんで天皇賞じゃないんだよ」と思いましたが、結果的に出資者にとっても最高の結果となったようです。それでもまだ「天皇賞でアーモンドアイやサートゥルナーリアと走るところが見たかったなぁ」というのが、出資ではない一般の競馬ファンの思いだとも思いますが…
ただ、豪州競馬ははっきり言って日本よりもレベルは低いので、凱旋門賞みたいに「日本馬はいらんやろ」とはいかず。今回のようにこのクラスの馬なら実際に結果も出してしまうので、海外馬券の醍醐味である過剰人気の日本馬消しによる妙味はほぼなし。馬券的な旨味がないから、あまりやる気が起きないんですよね。例年超多頭数のメルボルンCは欧州馬の参戦も多く多少は妙味もあるんだけど、いかんせん頭数が多すぎてわけわからんし…。豪州競馬は見るに徹するのが正解な気がしてます。なので、今週のコックスプレートも観るだけ。勝っちゃいそうな日本馬が普通に1番人気になりそうで、さらに国内馬券の過剰人気まで加わるとなると、当たる可能性は高いんだろうけど、あきらかにリスクに対してのリターンが少なそうですから…
というわけで今週も国内に絞っての勝負。まずは土曜競馬のアルテミスSから。
って、少なっ。創設から7年。フルゲートは3回だけだけど、15頭を下回ったことはなかったというのに今年はたったの9頭立て。今年の2歳オープンは少頭数ばかりでマジでつまらないんだけど、数少ない牝馬限定重賞でもこの有様とは…。まあまあヒモ荒れ傾向のレースではあるけど、さすがにこの頭数、このメンツじゃ高配当には期待できそうにないな…
とはいえ。リアアメリアやサンクテュエールが本命じゃ芸がない。というか、リアアメリアは休み明け+長距離輸送と課題がないわけじゃないし、サンクテュエールはそもそも初戦の相手レベルが微妙な上に調教もいまひとつ。付け入るスキはあると思うんですよね。
で、本命に浮上するのが◎ラインオブダンス。初勝利までは3戦かかりましたが、1,2戦目は出遅れた上に超スローペースで差し届かずという展開負け。初戦が新潟マイルで上がり32秒4、2戦目は阪神千八で上がり33秒2だから決め手は半端ないです。で、3戦目は五分のスタートから中団に位置取り、ラストは上がり33秒7で完勝。経験を積んだことでゲートの課題も克服し、競馬の流れにも慣れた感じ。決め手は人気2頭以上だから、ヨーイドンになりがちなこのレースならこれが一番狙い目なんじゃないかと。
相手は○リアアメリア。あの勝ちっぷりは今年の2歳戦で一番のインパクトですからね、さすがに消せない。▲にサンクテュエール。ノーザン×キャロ×ルメール。これも消せない。それと、△ビッグインバイオ。単騎濃厚なら逃げ粘りがあってもよいかと。
◎:ラインオブダンス
○:リアアメリア
▲:サンクテュエール
△:ビッグインバイオ
馬券は◎の単複。◎頭固定の3連単。以上。