【フローラS】波乱含みの混戦
これはなかなか難解。
しかし、それは裏を返せば大きな馬券が出る可能性もあるということ。
当然、一発を狙います。
本命は◎ヴェロニカグレース。昨年、ともに二桁人気馬でワンツーを決めているハービンジャー産駒。母系はおばにオークス馬のトールポピー。この舞台設定でこの血統は非常に魅力的です。平場の500万下を勝ちきれていない1勝馬とあって人気はなさそうですが、各レースをしっかり見ていけば、なかなかどうして侮れません。
福島芝1800mのデビュー戦はドスローで脚を余して0秒3差の3着。上がりは最速。勝ったのはホープフルS5着のナスノシンフォニーですから、上がりでこれを上回っての0秒3差は負けて強しの競馬でしょう。で、2戦目を快勝。3戦目は初戦同様、仕掛け遅れで脚を余す展開で0秒2差の2着。勝ち馬はのちに共同通信杯勝ちのオウケンムーンだから、これも十分評価できるもの。0秒1差負けの前走は明らかに馬場が合わなかった感じなので度外視。といった感じで、字面だけをみれば平場で連敗中ですが、戦ってきた相手や状況を考えれば、牝馬同士なら重賞でも通用するレベルではないかと。開幕週の馬場は合いそうですし、一発、あると思います。
相手本線は◯パイオニアバイオ。初勝利までに8戦を要した本馬ですが、敗れた7戦で一番負けたのがデビュー戦の0秒4差4着。それ以外は全部0秒3差以内で、5着以下は一度もなし。えてしてこういうタイプはクラスが上がっても相手なりに走れてしまうものなんですよね。現時点でオークスの有力候補と言えるレベルの馬がいない今回の相手ならば、普通に上位争いをしてくれそうな予感がします。
単穴に▲ノームコア。こちらもハービンジャー産駒。フラワーCの時に陣営が「オークスには出したい」と言っていたのが印象に残っている1頭。結局、そのフラワーCでは賞金を加算することが出来ず、だとすればここは是が非でも優先出走権を取らなくてはならない一戦。正直、母父がクロフネなので2400mはどうかと思いますが、今回は2000mなので大丈夫でしょう。半年ぶりを叩かれてデキはかなり良くなっているようですし、開幕週向きの先行力もありますし、ここは期待して良さそう。
以下△は、サトノワルキューレ、レッドベルローズ。それと、トウカイテイオーの血が入っているというだけで買いたくなるラブラブラブまで。そこそこ人気になりそうなオハナとサラキアは距離に壁があるとみて無印とします。
◎:ヴェロニカグレース
○:パイオニアバイオ
▲:ノームコア
△:サトノワルキューレ
△:レッドベルローズ
△:ラブラブラブ
馬券は馬連と3連複を中心に、3連単は配当がデカそうなところだけを選んで夢を見てみようかと。
しかしまぁ、もともと印を回そうと思っていた馬たちがものの見事に外枠に集中してくれやがりました。東京芝2000mは外枠不利が常識。レース傾向的には外もしっかりきているので、ここはそのまま勝負しますが、金額は当初の予定よりは抑えめにします。