ホープフルSのGI昇格が決定
というわけで、今年の最後のJRA・GIは有馬記念ではなくホープフルSということに決まりました。開催日は有馬記念の4日後、12月28日(木)。わかっていたことですが、もちろん平日です。世間一般ではこの日が仕事納めという会社も多いであろう日です。
今年は曜日の兼ね合いもあって、有馬記念から金杯まで間が空き過ぎるからって理由で28日に開催が行われる事になったようですが、やっぱり中央競馬のラストは有馬記念であってほしいというのが正直なところ。競馬という括りで言えば、更にその後に東京大賞典もありますが、それとこれとはちょっと別の話というか。
有馬記念と言えば、もはや日本の年末の風物詩でもあるわけで、一年の締め括りというイメージも非常に強いレースなのに、そのイメージが崩れてしまったら、ライトユーザーが離れてしまう危険性だってあるような気がするんですよね。そもそも、ホープフルSなんて、GI昇格を掲げて朝日杯FSとほぼ変わらないくらい賞金を高くしたのに、去年14頭立て、一昨年12頭立てとフルゲートにすらなっていない。暮れの中山を嫌う陣営がいるのは事実なんですし、その辺もちゃんと考慮しないと。ラジたん時代の阪神芝2000mにするとか、今の朝日杯と同じ阪神がダメなら中京芝2000mだっていいですし、皐月賞と同じ舞台にする必要なんてなくて、GIに相応しい力勝負の舞台であること、ハイレベルなメンバーが揃うことを優先してくれないとレースが盛り上がりませんよ。
いやはや、JRAの、ファンの気持ちを無視したこういう施策には本当に嫌気がさしますね。日程の問題に話を戻せば、有馬から金杯まで2周間空いたって別にいいんですよ。もう20年以上、毎週のように競馬をやってますけど、そこに違和感は感じないというか、曜日の巡り合わせがそうであればそれでいいというか。こういうことをされても嬉しくもないし、「やっぱJRAは金儲けしか考えてないんだなぁ」という印象を抱くだけなんですよね。
実際、ネット上でも管理人の周りでも、この件については酷評の嵐。賛成意見なんてほとんど見受けられません。JRAには「一度こう決めたから絶対にこうする」ではなく、もう少しファンの声を聞いて、ファンが楽しめるように柔軟な対応を求めます。今年はもう手遅れでも、来年以降、自分たちが儲かればそれでいいという発想ではなく、ファンのための施策を。それが回り回って売上のアップ。JRAの利益にもなるはずですから。