【阪神大賞典】鉄板でしょう
先週に引き続き、各レースの思い出を振り返りながらお届けしている重賞予想。今回は阪神大賞典。これはもう、あれしかないですよね。
96年。そう、ナリタブライアンとマヤノトップガンの伝説のマッチレースです。これはもう何かを語るとか必要ないですよね。興味のある方、懐かしいなぁという方は実際にみてみてください。
これは素人目には本当に凄いレース。
ただ、関係者などに言わせるとちょっと違う認識だったりもするようで……。というのも、この時のブライアンは故障の影響で既に全盛期にはほど遠い状態だったからという話なんですよね。
トップガンの手綱を取っていた田原曰く、「あくまでも天皇賞の前哨戦であり、7,8分の仕上がりで叩きあったところで名勝負とは言えない」と、さらに「もしブライアンが本調子であれば、トップガンはスタンドまで吹っ飛ばされてたよ」とも。
競馬評論家の大川慶次郎さんも、鞍上のゴーサインとともに瞬時に他馬を引き離すのがナリタブライアンの特徴であり、それが出来なかったレースを名勝負と呼ぶのはナリタブライアンを知らない人、といったニュアンスの話をしていました。
この時ブライアンに騎乗していたユタカさんも「勝つには勝ったが、あれっという感じ。あの馬の全盛期はあんなものではなかった」としています。
うーん、ファンにとってはコレ以上ないほどに盛り上がったマッチレースですが、実際に現場で手綱を取っていたジョッキーからするとそんな感じなんですね。という感想とともに、全盛期のブライアンっていったいどれだけ強かったのか。つくづく、故障の影響で早くにピークを過ぎてしまったことと、その血を多く残せなかったことが悔やまれますね。
さて、そんな阪神大賞典の予想です。さすがにブライアンvsトップガンと並べるにはまだ実績面で物足りませんが、今年の同レースもマッチレースの様相といって良いでしょう。
◎サトノダイヤモンドはもうしょうがないですね。単勝は1倍台でしょうか。頭数も少ないし、全くもって旨味はありませんが、これが崩れるシーンはちょっと想像できないですね。
で、相手は◯シュヴァルグラン。昨年の覇者ですから距離もコースも問題なし。昨年は日経新春杯からの臨戦だったのが今回は有馬記念以来。ですが、もともとポン駆けが利くタイプなのでこれも問題なし。昨年よりも確実に地力強化してますし、◎を除けばメンバーレベルは昨年と同等かそれ以下。ならばこれが2着を外すシーンも想像しにくい。
この2頭は決まりでしょう。なので、ここは単穴の▲はなし。
以下、あって3着までの△にタマモベストプレイ、トーセンバジル、ワンアンドオンリーの3頭。
◎:サトノダイヤモンド
○:シュヴァルグラン
△:タマモベストプレイ
△:トーセンバジル
△:ワンアンドオンリー
馬券は◎→◯の馬単が大本線で、◎→◯→△△△の3連単を遊びで少々。これで十分でしょう。ただ、あまりにもオッズが低そうならケンも視野に。