【セントウルS】母子制覇に期待

秋競馬の開幕週。中山が馬場改修の後から超高速馬場ではなくなり、差しも利くフラットに近い馬場になったのに対し、阪神は相変わらずの高速馬場。セントウルSに関して言えば、目下5年連続で1分7秒台の高速決着となっています。当然、逃げ切りも多発。昨年のビッグアーサーは実力的にも抜けていたので当然とも言えますが、15年に逃げ切ったアクティブミノルは10番人気、12年逃げ切りのハクサンムーンは2番人気とはいえ、あのロードカナロアを押さえての勝利ですから、いかに前が有利なのかがわかります。

であれば、出来れば避けたいところではあったのですが、本命は1番人気が確実な◎フィドゥーシアで仕方なさそうです。前走のアイビスSDはスタートから積極的に飛ばしていってクビ差の2着。完全に勝ちパターンかと思われたところで、最後の最後にラインミーティアに差されましたが、相手は人馬ともに生粋の千直巧者。適正が重要な舞台で適正の差が出たものと考えれば、決して悪い内容ではありませんでした。オープン入りしてからは無理のないローテーションで状態もかなり良さそうですし、相手は多少強化されますが、今回くらいのメンツならそのまま押し切ってしまうような気がします。

対抗は○アルティマブラッド。重賞の近2走では結果が出ていませんが、3走前の春雷Sは◎とタイム差なし。前走も6着とはいえハイペースを好位で運んでダイアナヘイローに0秒3差なら能力的には重賞でも十分足りるはず。稽古の動きは抜群ですし、直線急坂のコースもお手の物。唯一、鞍上には不安を覚えますが、脚の使いどころが難しいというタイプでもないので大丈夫でしょう。ちなみに、◎が勝てば母子制覇という事がちょっとだけ話題になっていますが、実はこちらも勝てば母子制覇。オッズ的にはこっちであって欲しい。

▲メラグラーナ。脚質的に開幕週の阪神では差し届かずのケースもありそうなので、ここまで印を落としましたが、能力は間違いなくメンバー上位。前走はけっこうな不利があって直線伸びず、2走前のGIは馬場が合わずと敗因はハッキリしています。ラピスラズリSとオーシャンSを連勝し、その時、2戦とも2着に負かしたナックビーナスがキーンランドC3着ですから、やっぱり強いんですよ。「もまれ弱く、キックバックを嫌う」との事ですが、その点もこの枠なら問題ないでしょう。

以下△にダンスディレクター、ファインニードル、ヒルノデイバローまで。

◎:フィドゥーシア
○:アルティマブラッド
▲:メラグラーナ
△:ダンスディレクター
△:ファインニードル
△:ヒルノデイバロー

人気馬中心の印になってしまったので買い目は絞り込む必要がありそう。基本はいつも通りの◎軸の馬連&3連系ですが、細かいところはオッズと相談して決めます。

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