【京成杯AH】一発大物狙い

「秋競馬開幕」だなんだと煽っていながら、日曜のメインは東西ともにサマーシリーズの最終戦という矛盾、というか違和感。特にこの京成杯AH。AHはオータムハンデキャップの頭文字。サマーなのにオータム(秋)。いったいどういうつもりで番組編成、シリーズ編成を行っているのやら……。

そもそもこのマイルシリーズの存在意義もよくわからない。全部で3戦って。シリーズとして盛り上げたいなら、もうちょっと対象レースを増やそうよ。ローカル開催で芝1600mのコース設定があるのが新潟と中京だけだから今のような形になっているのだろうけど、スプリントシリーズには1000mのアイビスSDも入っているし、11年まで行われていたアジアマイルチャレンジだって芝1800mのドバイデューティフリーが対象レースだったんだし、もうちょっと柔軟な姿勢をみせてもいいのではないかと。それこそ札幌芝1500mや小倉や福島の芝1700mで重賞を新設して、それを対象レースにするとかさ。たった3戦しかないから、創設からの5年のうち2年はチャンピオンが該当馬なしとかなるんだし。降級制度の廃止とか、ロードトゥケンタッキーダービーに全日本2歳優駿を追加とか、アホ丸出しの施策ばかりしていないで、こういったところをもっと改善してくれないもんですかね。JRAさんは。

と、いつもの悪いクセでついつい愚痴っぽくなってしまいました。気を取り直して予想にいきましょう。“サマー”マイルシリーズ最終戦の京成杯“オータム”ハンデキャップの予想です。

気を取り直したものの、予想は実に難解。先週も同じような事を書いたような気がするのですが、この京成杯AHも馬券が当たった記憶が皆無。本命馬が馬券に絡んだケースも10年のキョウエイストームと、京王杯AHだった時代の94年のサクラチトセオーくらいなもの。うん、まったくもって当たる気がしなくなってきました。

なので、どうせ当たる気がしないのならば、ここは思い切った穴狙いで。ハンデ戦だしね。

というわけで、本命は◎トーセンデューク。3月のトリトンSをレコードで勝ってオープン入り。その後の重賞3鞍は8,8,11着とさっぱりですが、2,3走前はともに0秒4差ですし、前走の関屋記念はスローな上に内が伸びるという圧倒的前有利な条件での敗戦。上がりはメンバー最速の32秒7をマークしていますから、決して悲観するような負け方ではありません。その前走はスローペースでも「折り合い面に問題はありませんでした」とかねて課題とされてきた折り合いに進境を見せましたし、ここも上手く折り合って運べれば直線一気があってもいいかと。復帰後の皇成も乗れているみたいですし。

対抗は○グランシルク。これは人気でも仕方ありませんね。勝ち切れない反面、兎にも角にも堅実。勝ち切れないおかげで本賞金は大したことなくハンデも56.0kg止まり。中山にも実績がありますし、中山得意、同レース過去5年で4回馬券圏内の田辺なら乗り替わりも大歓迎。ここも無難に2,3着という事でお願いします。

単穴は▲ウキヨノカゼ。混合で55kgはちょっと見込まれた気もしますが、斤量自体は背負い慣れたものですし、何と言っても今春の福島牝馬S、ではなく中山牝馬Sが秀逸。着順は6着というものでしたが、前半1000m通過が62秒4のスローペースを4角最後方から最速上がりの33秒5の末脚で追い込んで0秒2差。着順が着順なので特に取り上げられることもありませんでしたが、これはこれでなかなか衝撃的なキレ味でした。中山は合っているようですし、流れさえ向けばいつ一発があってもおかしくないと思います。

と、ここまでご覧頂ければもうおわかりでしょうが、今回は基本的に差し追い込み馬狙いです。昨日の紫苑Sの予想でも書きましたが、今の中山は開幕週でも差しが利きやすい馬場になっています。さらに、58.0kgのマルターズアポジーだけでも十分差し馬に向く流れになりそうなのに、ボンセルヴィーソやウインフルブルームあたりもスタート次第では簡単には譲らないはず。馬場と展開、その両方が待機組有利を予感させます。

で、以下△はダノンプラチナ、ブラックスピネル。と、脚質微妙も適正を重く見てダイワリベラルとミッキージョイも。

◎:トーセンデューク
○:グランシルク
▲:ウキヨノカゼ
△:ダノンプラチナ
△:ブラックスピネル
△:ダイワリベラル
△:ミッキージョイ

うん。全くもって当たる気がしないねw なので購入金額は控えめで。馬券は◎軸の馬連と、3連系は複のBOXとかでもいいかな。多少点数増えても配当はつきそうだし。

 - 今週の予想