【アーリントンC】ユーイチに託す
今年からNHKマイルCのトライアルに指定されたアーリントンC。以前はここから距離を延ばしてクラシックという道もありましたが、この時期に移ればそれはほぼなし。純粋なマイル路線の重賞という見方でいいでしょう。
舞台は先週の桜花賞と同じ阪神のマイル戦。その桜花賞はアーモンドアイがとんでもない末脚で直線一気を決めましたが、今の阪神は例年以上の高速馬場で基本的には前残り傾向が強い。ここもある程度の位置から運べるタイプから入るのが正解だと思います。
本命は◎エアアルマス。ルメールからユーイチへの乗り替わりは大いに不安。でも、馬は間違いなく強い、はずです。暮れに同じ舞台で未勝利勝ち。この時の時計が1分34秒2。近2年のアーリントンCの勝ち時計がいずれも1分34秒1ですから、これと遜色ない数字。暮れと今との馬場の差、さらに馬の成長を考えれば普通に考えて時計は詰められるでしょうから、そうなれば優に優勝レベル。好位から運べるタイプだから、鞍上が余計なことさえしなければ…
相手は◯レッドヴェイロン。相手に恵まれなかったこともあって勝ち上がりに5戦を要しましたが、待望の初勝利となった前走が圧巻の内容。楽に先手を取ってマイペースで運ぶと、ラストは後続を5馬身突き放してV。この時期の未勝利ですから相手が楽だったようにも思えますが、ラスト2F目で10秒8という加速力はちょっと凄い。上がクラレントやレッドアリオンという良血。重賞級なのは間違いないでしょうし、阪神も合いそう。
単穴に▲ダノンスマッシュ。前走はスタートで出負けしたこともありますが、しまいも思ったほど伸びず。しかし、久々だったことや、もしかしたら中京が合わなかったのかも、と思えばさほど悲観するほどのものでもありません。叩かれた上積みはあるでしょうし、阪神マイルは朝日杯FS5着の舞台。巻き返せると思います。
以下△に、展開次第のインディチャンプ、前走でケイアイノーテックを負かしているピースユニヴァース、最近妙に気になるモンテロッソ産駒のラセット。人気になりそうなタワーオブロンドンは前走後にルメールが「距離は短いほうがいい」と言っていたので消し。
◎:エアアルマス
○:レッドヴェイロン
▲:ダノンスマッシュ
△:インディチャンプ
△:ピースユニヴァース
△:ラセット
人気どころ中心の印なので、これで手広く買うわけにもいかない。ここはユーイチを信じて◎軸の勝負とします。