【ドバイターフ】波乱含み
日曜重賞の前にこちら。
これまで複数回に渡ってドバイ国際競争について書いてきましたが、いよいよ日本時間で明日の深夜、世界のホースマンが注目する大一番が行われます。
未だにUAEダービーやゴドルフィンマイルの馬券の発売がない事に納得がいっていない管理人ですが、それはもうそれとして諦めるしかないので、発売される3レースの予想をきっちりやっていきたいと思います。
まずは、第7Rのドバイターフ。日本の一競馬ファンとしてはリアルスティールの取り消しはこの上なく残念ではありますが、国内発売では上位人気確実で妙味が薄かったので馬券的にはぶっちゃけアリ。ここは割りと高配当に期待出来るのではないかと期待しています。
本命はフランスの◎エシェム。まだ発売開始前なので人気は不透明ですが、専門誌などの印を見る限りさほど人気はないかと。GIは勝利どころか出走自体が初めてと実績では見劣りしますが、昨夏のウジェーヌアダム賞ではGI馬ウルトラを退け、さらに10月のドラール賞では今回1番人気が見込まれるザラックに先着していますから、能力的には十分に通用するはず。シャンティイのオールウェザーを叩いての臨戦はフランス馬の好走パターンに合致しますし、この人気なら面白いのでは?
対抗の前に、上で名前の出たザラックですが、こちらは△まで。日本の競馬ファンにも名の知れた歴史的名牝ザルカヴァの子となると、それだけで人気を被りそうですが、人気ほどの信頼感はないかと。前走の映像を見ると確かに非常に強い勝ちっぷりではありましたが、正直、相手が弱かった感も。それ以前はGII,GIIIでも善戦止まりだったことを考えると今回はちょっと過大評価な感じなのでガミ覚悟の抑え候補が打倒かな。
で、対抗はイギリスの◯デコレーテッドナイト。伯父にジャイアンツコーズウェイがいるガリレオ産駒という良血で、目下3連勝中、前走でGI初勝利と勢いも十分。その前走はスローペースゆえに目立った数字ではありませんが、スローの流れをきっちり差し切った点は評価出来ますし、何と言ってもジェベルハッタは最重要前哨戦で本番との関連性も非常に強いですから、そこの勝ち馬を軽く見ることは出来ません。
単穴に▲リブチェスター。某大手ブックメーカーでは一時期1番人気にもなっていた実力馬。マイルまでしか経験がない点が減点材料ですが、前走のクイーンエリザベス2世Sでは欧州年度代表馬のマインディングに半馬身差ですから、距離さえ克服できれば地力は確実に通用でしょう。レーティングもメンバートップですし。
あとは、△に前記通りザラックとムタケイエフ。前者は一応抑え。後者は、ひと頓挫あって前哨戦が使えずにぶっつけというのがネックですが、昨夏のインターナショナルSで不利があって0秒4差3着は確かな実力の証明。勝ち切るまでは微妙ですが、上位争いまでならあっても良さそう。
◎:エシェム
○:デコレーテッドナイト
▲:リブチェスター
△:ザラック
△:ムタケイエフ
唯一の日本馬となったヴィブロスは、日本人として応援したい気持ちはありつつも、現実的には厳しいかなというのと、前から幾度となく言ってますが、オーナーがどうにも応援する気になれないので無印で。