【きさらぎ賞】軸不動

昨年1着のサトノダイヤモンドを筆頭に、スペシャルウィークやナリタトップロードが歴代勝ち馬に名を連ね、他ではオルフェーヴルやハーツクライも好走しているきさらぎ賞。クラシックの登竜門的な位置付けというか、出世レースとしてのイメージが定着しているレース。ではあるのですが、管理人的には、のちに逆準三冠を達成するサムソンビッグが単勝万馬券で勝利したレースという印象が強かったりします(笑)

ちなみに、逆準三冠というのは、皐月賞がブービー、ダービーがシンガリ、菊花賞もシンガリという結果のこと。サムソンビッグに馬券でお世話になることは一度もなかったのですが、ナリタブライアンと同世代の個性派として何故か妙味に覚えているんですよね。

馬券の思い出としては、スキーキャプテンの単勝にぶっ込んだら元返しだったりとか、ロイヤルタッチとダンスインザダークのガチガチの馬連とか、最近もワールドエース-ヒストリカル、トーセンスターダム-バンドワゴンみたいな堅いヤツしか獲った記録がないです。ま、もともと荒れにくいレースですから、そんなもんでしょう。

そして、残念ながら今年もたぶん大きくは荒れないでしょう。◎サトノアーサーは鉄板級だと思います。初戦こそ案外な競馬でしたが、2戦目ではしっかり変わり身を見せ、阪神芝1800mで上がり32秒7の大楽勝。これはちょっとものが違う感じです。同じサトノの先輩で前年覇者のサトノダイヤモンドとの比較では、まだそこまでの完成度ではないと思いますが、空前のハイレベルと言われた去年の3歳世代に対して、今年の3歳牡馬は手薄な印象ですから、信頼度で言えば去年のダイヤモンド以上かも。

ただ、相手は横一線の印象。おそらく2番人気は当地の未勝利戦でレコード勝ちのプラチナヴォイスだと思いますが、前走は直線で不利があったとはいえそれを差し引いてもいまひとつの内容。芝の重賞でエンパイアメーカー産駒というのも、母系の裏付けが十分すぎるフェデラリストとカイザーバルくらいしか好走実績がありませんし、ここは思い切って消しもありかと。

ダンビュライトも微妙な感じ。5馬身差圧勝のデビュー戦はインパクトがありましたし、ブレスジャーニーに0秒2差2着のサウジアラビアRCもまずまずの内容でしたが、前走の朝日杯FSは13着に惨敗。初の右回りとか、プラス8kgの馬体とか、敗因については色々言われていますが、何にしても負けすぎ。デビュー2戦が道悪だったことを考えると、単純に良馬場でキレが求められるとダメってことも十分考えられます。そもそも、ここまでのルーラーシップ産駒を見る限り、やや決め手に欠ける面があるのは否めませんし、そうなると京都の外回りはどうなのかなと。雨でも降れば別ですが、良馬場なら消しですかね。

で、推定2,3番人気を切っての対抗候補はワンダープチュック。と思ったら馬柱に名前がない…… え、回避? 来週のあすなろ賞に向かうって? マジかぁ、結構自信あったのに……

ま、出ないものは仕方ないですね。気を取り直して、繰り上がりの対抗にはマンカフェ産駒の○アメリカズカップ。音無師が「競馬をしていない」という前走は度外視。野路菊Sでは阪神で上がり34秒1をマークしていますし、好位からも競馬が出来るけどキレる脚もあるタイプ。前走の負けで人気が落ちるなら面白そう。

あとは、同じくマンカフェ産駒で単騎逃げ濃厚なタガノアシュラが▲。ダイワメジャー産駒のスズカメジャーが△。8頭立てなので印はここまで。ようするに、鉄板級の◎がディープ産駒で、相手は全部SS系産駒ということですね。京都外回りならこれでいいでしょう。

◎:サトノアーサー
○:アメリカズカップ
▲:タガノアシュラ
△:スズカメジャー

馬券は◎頭固定の馬単と3連単。故障明けの川田だけが不安材料ではありますが、ここは掴まってるだけでも勝てるでしょう。

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