【宝塚記念】出走全馬見解 後半戦

昨日は6頭をチェックして「×」3頭、「△」1頭、「▲」1頭、「○」1頭。どれだけ点数を絞るかが鍵のレースなのに、ファン投票下位の馬でも半分が生き残りって、全然絞れてねーですよwww

はい。残りいきます。

× サトノクラウン(ファン投票8位 3万2460票)
香港ヴァースでハイランドリールを破った実力は本物だと思います。ですが、どうしても気にかかるのが、昨年の宝塚記念、今年の大阪杯と阪神で好走出来ていない点。昨年は調子を落としていた時期なので別としても、前走の負け方はちょっと、いや、かなり物足りない。これ、もしかして直線の急坂がダメなんじゃないかと。中山の弥生賞を勝ってはいますが、いま思えば相手も比較的軽かったですし、所詮は3歳時のものですから能力だけで押し切った可能性もありそう。逆に直線平坦な香港や京都では非常に強い競馬をしていますからね。それが「坂が苦手」の裏付けになっているような気も…

× ミッキークイーン(ファン投票6位 3万7670票)
宝塚も有馬も、グランプリは好きな馬から買うレース。という考えならば、これが本命。クイーンCで初めて見た時に惚れ込み、その後も度々馬券を獲らせてもらったので、◎を打った前走で7着に負けたくらいでは嫌いにはなりません。ただ、前走の敗因がよくわからないというのがどうしても引っかかるというか。もちろん、距離もあるんでしょうけど、昨年は2着に追い込んでますからそれだけでもないはず。「スイッチが入らなかったのかな」なんて陣営のコメントもあり、もしそうだとしたら…。牝馬は一度気持ちが切れると立て直すのは容易ではありませんからね、一度好走して復調が実感できるまでは手を出しにくいなぁ…と。

× ゴールドアクター(ファン投票5位 4万7419票)
前走は出遅れが痛かったのは確かですが、追い切りでもパドックでも返し馬でも、良い頃の雰囲気にはなかった印象。暮れの有馬記念は完璧と思える騎乗で完敗。日経賞も、思わず首を傾げたくなるような負け方でしたし、もうピークは過ぎたと考えるのが妥当かと。6歳、昔で言えば7歳。顕著な衰えがあってもおかしくない年齢ですから。

○ シュヴァルグラン(ファン投票3位 5万5225票)
天皇賞(春)の2着は、キタサンには力の差を見せつけられた感じですが、阪神大賞典で敗れたサトノダイヤモンドにはきっちり先着してリベンジを達成。今年に入って確実に力を付けている感じですね。阪神も得意ですし、自分から動けるタイプなので内回りも問題なし。あとはユーイチの乗り方ひとつ。相手になる有力馬がユタカさんとルメールなんで、そこが一番心配ですが、それでも馬の力を考えたら凡走はなさそう。

◎ キタサンブラック(ファン投票1位 10万1621票)
これはもうしょうがないですね。今さらあれやこれやごたくを並べる必要もないでしょう。これが負けるシーンはちょっと想像できないというレベル。まるで全盛期のマックイーンやハヤヒデみたいな安定感がありますからね。極端に馬場が悪化するとか、不測の事態がない限りはまず負けないでしょう。

以上。これで出走全馬の超個人的見解は終了。ファン投票の下位から見てきたのですが、意外にも上位の数頭を消す事に成功。追い切りやら枠順やらを加味した後、あらためて予想をまとめますが、何となく見えてきた感じです。

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