【函館記念】あのGI馬は……
地味に忙しく、予想の更新が出来なかったジャパンダートダービーで見事に散財。ろくに検討もせず、「とりあえず中央でしょ」って感じで適当に買ったら当たり前のようにハズしました。まぁ、ちゃんと予想していたところでヒガシウィルウィンの頭は無理でしたね。全日本2歳優駿では本命◎を打ったくらいなので強い馬だとは思っていますが、時計の裏付けがいまいちで、今回は主戦の怪我でテン乗りという事もありましたし…。ただ、これに関してはハズれてもわりとスッキリ。どうせハズれるなら地方馬に勝って欲しいというのもありましたし、そもそもちゃんと予想していないので、あまり悔しさはありません。週末の中央で取り返せばいいだけですから(笑)
なんて、調子に乗ってるとまた痛い目に合いそうですが、4開催連続でのプラス収支は我ながらまぐれとも思えず、今のスタンスをきっちり続けていけば収支もついてくるのではないかと思っています。というか、そう思いたい。
というわけで函館記念の予想です。サマー2000シリーズの第二弾に位置付けられる一戦で、第一弾の七夕賞同様、非常に波乱傾向の強いハンデ戦。1番人気は10連敗中との事で、管理人の予想では、今年もその傾向は継続しそうな気がしています。
おそらく1番人気はサトノアレスでしょう。何と言ってもGI馬。果たして今の朝日杯FSが本当にGIの格に相応しいのか、個人的には甚だ疑問ではありますが、現実にそういう格付けなのだから、それを言っても仕方がない。しかし、夏競馬は「格よりも勢い」というのが常識。前走は仕上り途上とはいえ、弱メン相手に辛勝でしたし、洋芝[1-2-0-0]とはいえ未勝利から3連勝した馬がデビュー2戦を取りこぼしているように洋芝も決してプラスではないと思いますし、ついでに言えば2000mの距離も微妙ですし…。ここは思い切って消すのもありかと。
もう一頭、上位人気が見込まれるのがユタカさんのステイインシアトル。鳴尾記念で「これさえいなければ…」だったから言うわけではありませんが、正直なところ、あまり強い馬だとは思っていません。鞍上や脚質やローテからトウケイヘイローと比較する声もあるようですが、いやいや、同じ逃げ馬でも全然タイプが違うでしょうよ、と。トウケイヘイローはハイラップで飛ばして後続にも脚を使わせて粘り込むタイプなのに対し、ステイインシアトルはスローのタメ逃げで自身も速い上がりで押し切るタイプ。この差は大きいです。ハイラップで逃げられる馬はどんな状況でも自分の競馬に持ち込めますが、逃げないとダメなのに、タメないとダメとなると、単騎の楽逃げ以外では用無しですからね。で、今回はマイネルミラノやらヤマカツライデンやら同型が多数。陣営は「逃げなくても」みたいな事も言っていますが、全5勝が逃げ切りなのは紛れもない事実。これも消しで。
上位人気2頭をぶった切ったので、当たればそこそこの配当にも期待できそう。ですが、まだまだ攻めの手は緩めません。本命は◎サクラアンプルールにします。某サイトの予想オッズでは想定5番人気。なぜそんなに人気がないのか不思議です。中山記念、ネオリアリズムに0秒1差の2着ですよ? 後ろにはロゴタイプやらアンビシャスやらヴィブロスやらリアルスティールやら。いくらコース適性が高いとはいえ、GI級の面々が揃った一戦での連対はもっと評価されて然るべきでしょう。前走はGIで厳しいレースでしたから気にする必要はありませんし、函館は初めてでも小回り適正は高く、札幌芝は一度走って0秒2差4着だから洋芝適正自体も問題なし。大外枠は…正直ちょっと嫌な感じではありますが、まぁでも大丈夫でしょう。
相手筆頭は○ツクバアズマオー。年始の中山金杯は非常に強い勝ち方でしたし、昨秋のオールカマーは上がり最速でゴールドアクターに迫る3着。ここ2戦の連敗で多少人気を落としそうですが、中山記念は流れが向かなかっただけですし、日経賞は距離が長かっただけ。鉄砲駆けするタイプで、函館芝[1.2.3.2]と適正も抜群。あると思います。
単穴に▲ルミナスウォリアー。小回りがちょっと不安ではありますが、近2走はGIIで4,5着と能力的にはここに入っても遜色ないですし、何より追い切りが抜群でしたから。以前は稽古ではあまり目立たなかった馬が、今回はずっとコンビを組んでいる柴山騎手が驚くほどの反応。期待しましょう。
以下、△はアングライフェン、ケイティープライド、ナリタハリケーン。さらに、グレイソヴリン系のジャンポケ×ロベルト系のブライアンズタイムとか、洋芝専用騎みたいな血統のパリカラノテガミも大穴で。
◎:サクラアンプルール
○:ツクバアズマオー
▲:ルミナスウォリアー
△:アングライフェン
△:ケイティープライド
△:ナリタハリケーン
☆:パリカラノテガミ
馬券は◎軸の馬連と、3連系は◎○の2頭軸でもいいかなと。