【安田記念】人気馬ぶった斬り
一つ大きいのが当たっただけで、実はその他のＧＩはさっぱり…。今週は5週連続東京ＧＩの締め括りでもありますし、ここは是が非でも当てたいところなんですけど、中距離馬にマイラーにスプリンターに…、これまた厄介なレースですね。
ただ、それなりの不安要素がある人気馬は、消すか、ガミ覚悟の抑え程度に回すのが管理人の信条。となると、おそらく1番人気になるであろうスワーヴリチャードは思い切って消してしまいましょう。
地力が最上位なのは間違いなく、中距離馬が台頭するケースが多いレースでもあるんですけど、今の超高速馬場の東京のマイル戦では、さすがに流れに乗れないんじゃないかと。これまでのミルコのコメントを思い返すと「スタミナが凄い」みたいな感じでしたから、とてもマイルに適正があるとは思えないんですよね。しかも、スタートに難のある人馬が最内枠。出遅れて終了のケースもありそう。
もう一頭の消しどころはリアルスティール。前走のドバイターフは3着と言っても、ヴィブロスに先着されてディアドラと同着。着順だけみれば十分だけど相手関係を考えると決して高い評価は出来ません。もう6歳ですし、さすがにピークは過ぎている感じがします。相変わらず坂路では動いていますが、これはいつものことで結果に直結するわけでもないですし。そもそもマイルは向かないんじゃないかと。
さらに、モズアスコットも消しましょう。藤沢先生の嫌がらせってわけではないと思いますが、ここに出すには賞金が足りないと判断して先週のオープン特別を使い、そこでまさかの2着。それだけならまだしも、今週になって藤沢厩舎の4頭のうち3頭が回避。だったら先週使う必要なかったじゃん…、という顛末。しかも今週は輸送ありき。オグリキャップクラスならともかく…、さすがにこれで好走できるほどＧＩは甘くないでしょう。
ここまで来たら、ついでにサングレーザーも消しちゃいますか。根拠は幾つかありますが、一つはマイラーズＣ組がとにかく不振であるという点。基本的にデータはあまり気にしない管理人ですが、京都マイルと東京マイルの違いがこの傾向を生んでいるのだとすれば無視は出来ません。もう一つは前走の反動。確かに素晴らしい勝ち方でありましたが、1分31秒台で走った後ですから、少なからず状態面に影響があるのではないかと。そして、何より気になるのがユーイチのコメント。「今はマイルでも距離が足りないくらい」とか「今回は前半で置かれるかも知れないけど…」とか。これを鵜呑みにするのなら、今の馬場ではちょっと難しい気がします。
だいぶ消せましたね。これでなんとか予想が立ちそうです。
本命は◎アエロリット。前走のヴィクトリアマイルは苦手な雨、道悪だった上に、スタート直後に落鉄。で、結果は0秒1差の4着。負けて強しと言っていい競馬だったと思います。ＮＨＫマイルＣ勝ちに、中山記念がタイム差なし2着と、牡馬相手でも怯むところはありませんし、ウインガニオンが引っ張る流れを好位追走という理想的な展開も見込めます。戸崎も花粉症が収まって調子が上がってきていますから、ここは一発やってくれると信じたい。
相手は◯キャンベルジュニア。重賞では勝ち切れないところもありますが、古馬になってから大きく崩れたのは道悪の京王杯ＳＣとスワンＳ、直線で大きな不利を受けた阪神Ｃの3走のみ。先行力があって安定感がありますし、速い時計の勝負も歓迎。唯一の懸念材料だった中2週での状態面も問題なさそうですし、ダービーで超高額配当の立役者となったバシシューの再度の激走に期待します。
単穴に▲サトノアレス。前2走みたいな後方待機になるとどうかな、とも思いますが、東京コースは不良馬場の富士Ｓを除けば全て馬券圏内と相性抜群ですし、藤沢厩舎で登録した4頭のうち3頭が回避というのは、もちろん各馬の状態などを踏まえた上でなんでしょうけど、それと同時に、サトノアレスで勝てるからという判断もあったのではないかと。
以下△に、中距離からの転戦が不安も、さすがにこれは消せない昨秋のマイル王ペルシアンナイト。ショウワモダンとイメージが被るヒーズインラブ。東京マイルではとにかく崩れないリスグラシュー。田辺なら買うしかないレッドファルクス。最後に、昨年暮れの香港マイルや過去に来日にした香港馬と比較するとあってもおかしくないウエスタンエクスプレス。以上。
◎：アエロリット
○：キャンベルジュニア
▲：サトノアレス
△：ペルシアンナイト
△：ヒーズインラブ
△：リスグラシュー
△：レッドファルクス
△：ウエスタンエクスプレス
有力どころを結構消したわりには印が8頭…。まぁでも、これくらい手広く言っても当たってガミはなさそうなんで、これで良いでしょう。