2019【日経賞】予想

 先週の阪神大賞典よりはメンバーは揃った印象ですが、やはり色々と路線が細分化されたことで少々寂しい感じも。ローテーション的に、大阪杯や海外遠征組はこれより早くに前哨戦を叩いてってなりますからね。そうなれば、当然ここに来るのは天皇賞(春)の叩き台か、もしくはそもそもGIでは厳しいというメンツになるわけで…。そりゃ手薄にもなりますよね。1着賞金が6700万円の伝統のGIIとしては、やっぱりちょっと物足りなく感じてしまいます。

 とはいえ、賞金に見合ったメンバーとは言えないとしても、阪神大賞典のような1強ではないので予想はそれなりに難解。普通に考えれば最強世代とも言われる明け4歳世代で、ダービー4着、菊花賞2着のエタリオウでよさそうな気もするけど、どう考えてもこの馬は中山向きじゃないですよね。そもそも詰めが甘いというか、ソラを使う悪癖が原因で勝ち切れないタイプだし、取りこぼす可能性は十分ありそう。なのでエタリオウは◯止まりとします。

 代わって本命は◎ルックトゥワイス。これも人気馬ですが仕方ありません。前走は日経新春杯で0秒1差の2着。2走前に当該舞台で準オープンを圧勝。3走前のアルゼンチン共和国杯も8着ながら0秒5差。ドスローの不向きな展開でしたから着順はどうでもよくて、自身が上がり32秒7は十分評価の対象になりうるもの。以前は左回りにこだわって使われていましたが、ここ2戦は右回りでしっかり結果を出していますから、本格化の証と言っていいでしょう。人気馬ですが…、仕方ありませんね。

 で、対抗が◯エタリオウで、単穴が▲ブラックバゴ。着順だけ見るといまいちな成績が続いていますが、着差でみるとそこまで大きくは負けておらず、特にここ2戦は中山金杯が0秒3差で京都記念が0秒2差。惜しい競馬をしているじゃありませんか。中山は得意コースだし、中間の調教も“らしさ”全開の豪快な走りで調子はかなり良さそう。あると思います。

 以下△は、中山巧者のサクラアンプルール、昨年の2着馬チェスナットコート、中山記念で騎乗したミナリク曰く「右回りが合う。距離はもっと長い方が…」というハッピーグリン。以上です。

◎:ルックトゥワイス
○:エタリオウ
▲:ブラックバゴ
△:サクラアンプルール
△:チェスナットコート
△:ハッピーグリン

 馬券はいつも通りの◎軸の馬連&3連系。3連は単のフォーメーションを予定。エタリオウがコケてくれればそれなりの馬券になりそうですが、はたして…

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