宝塚記念ファン投票第1回中間発表

 先日から始まった宝塚記念のファン投票。さっそく第1回目の中間発表がありました。

 1位はアーモンドアイで、小差の2位がレイデオロ。何故かわかりませんが、レイデオロは人気ありますね。ダービーではそこそこの額を勝たせてもらったので、別に嫌いな馬ではありませんが、近走成績、内容を考えるとアーモンドアイと小差になるほど人気なのは不思議です。もっとも、アーモンドアイは出ないでしょうから、それを見越して投票していない人もいての数字ってことなのでしょう。

 で、オジュウチョウサンが8位。これを受け、和田郎師は「10位以内でよかったです」とコメント。10位以内なら優先出走権が与えられますからね。お気持ちはわかります。

 でも…、そこで素朴な疑問。ファン投票、いる? もちろんイベントとしては面白いんですけど、宝塚記念って、レース史上でフルゲートになったことって2007年の1回だけなんですよね。つまり、出ようと思えばファン投票が何位だろうが、格上挑戦の条件馬だろうが、出れる状況が続いているわけで、もはやファン投票で出走馬を決めるなんてのは形骸化しているわけですよ。だから、念の為「10位内」が欲しい陣営がいるのは当然ですけど、たぶん11位以下でも大半は出れるんですよね。というか、既に10位内で回避確実なのもいっぱいいるし。

 しかも、なまじファン投票なんてやるから「なんだよ。1位なのに出ないのかよ」なんて思ってしまうわけで。だったら最初からやらなくていいような…。今回のアーモンドアイみたいに「どうせ出ないんだろ?」という前提もあったりするから、純粋な人気投票っていう意味合いにもならないしね。前にも書いた気がしますが、宝塚記念はいい加減、開催時期とか諸々含めて考え直す時期に来ているんじゃないかなぁ…

 ちなみに、20位以内にダノンプレミアムがいないのには驚きましたね。レイデオロとは逆に、なんでこんなに人気がないのでしょう? ハイレベル世代の2歳王者で、今春に復帰して重賞連勝。安田記念でのアーモンドアイとの対決も期待されているから別に忘れられているわけでもない。なのにクリンチャーより下って…

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