2019【中京記念】予想
これも難解。マイルに変わった当初は荒れに荒れていたのが、ここ2年は馬券内6頭が全部5番人気以内という面白みのない決着。現行条件となってから年月を重ねることでレースの性格も見えてきて、それを踏まえて挑む陣営が増えたからあまり荒れなくなった、と考える事もできるだけに、16年以前はメチャクチャ荒れていたからといって波乱傾向を決めつけることは出来ません。
が、メンバー的には今年は荒れそうな感じも。というのも、人気のプリモシーンは今の中京の馬場が合うとは思えませんし、カテドラルも初の古馬相手では過信は出来ません。しかも、どちらもキレるタイプですから、当日さらに雨でも降ろうものなら…
ということで、中京記念は思い切って狙っていきましょう。
本命は◎エントシャイデン。昨秋から今年にかけて3連勝でオープン入り。その後の重賞戦線ではまだ結果は出ていませんが、不向きな流れ、不利な枠順で0秒5差。スマートオーディンに次ぐ上がり2位なら重賞通用の脚力は示したと言えるもの。京王杯SCは出遅れ+やはりこれも流れが向かず、前走の安田記念はスタート直後の不利。オープン入り後はまだきっちり力を出し切ったレースがないんですよね。ディープ産駒ながら、全姉ブランボヌールが函館と札幌で重賞を勝っているように、高速馬場よりも時計のかかる馬場の方が合う血統ですし、そもそも左回りのマイル戦がベストだし、ここは絶好の条件が揃ったかと。
相手は○レインボーフラッグ。中京記念で鍵になるのはタフな競馬に強いトニービンの血。であればジャングルポケット産駒のこれは当然有力候補でしょう。ただ、鞍上は小崎…。一年目はけっこう良かったんだけど、今となっては単純な勝ち鞍以上に同期の松若や石川に差を付けられた感じで、重賞では買いにくいんだよなぁ…。とも思いましたが、それでも馬はいい。菜七子世代を筆頭に、武藤雅や横山武史、新人の斎藤新など、下の世代が頑張ってますからね、小崎にもここらでちょっといいところを見せてもらいましょう。
単穴に▲グルーヴィット。3歳世代ではカテドラルよりもこっちの方が上かと。NHKマイルCは10着ですけど、直線で前が詰まって何も出来ずなのでこれは度外視。むしろそれで0秒5差は十分評価に値します。初芝のファルコンSの内容が良かったですし、芝3戦目、マイル2戦目での慣れを考えれば上積みもかなりありそう。
以下△は、本当は消す予定だったけど調教が良すぎて消すに消せなくなったプリモシーン。放牧で立て直され復調気配が漂うキャンベルジュニア。ムラ駆けだけに実績ある舞台で一発が怖いロワアブソリュー。以上とします。
◎:エントシャイデン
○:レインボーフラッグ
▲:グルーヴィット
△:プリモシーン
△:キャンベルジュニア
△:ロワアブソリュー
馬券は頭荒れまであると思うので3連単フォーメーション。函館を少額で遊ぶことにしたので、そのぶんの予算をこちらに回して手広くいこうと思います。