2019【クイーンエリザベス2世カップ】予想

 チェアマンズスプリントプライズは秒で予想が決まったけど、こっちはなかなか難しいですね。ディアドラ、リスグラシュー、ウインブライトの3頭の日本馬にもチャンスはありそうですし、でも日本馬だと旨味が少ないし、悩みどころです。

 ひとまず、オッズとかは無視して考えましょう。となると、やはり昨年の香港ヴァーズの1,2着、エグザルタントとリスグラシューが中心でしょう。エグザルタントは、以前までは2000mは短いと言われていたのが、前走のゴールドカップ完勝で距離の不安を完全に払拭していますし、リスグラシューはもともと2200mのエリザベス女王杯でも距離不安が言われていたくらいなので2000mは大歓迎。となると、距離短縮による減点材料はなし、というかリスグラシューに関してはむしろプラス。

 で、エグザルタントをベースに考えると、前走ゴールドカップの0秒3差2着がサザンレジェンドで、それがドバイターフではディアドラに0秒6負け。となるとディアドラもエグザルタントと五角以上とも言えてしまう。とりあえず、このあたりは消せそうにありません。

 展開的には、グロリアスフォーエバーとタイムワープの兄弟が主導権争いでしょう。暮れの香港カップでは、2頭とも3着以内に残りましたが、エグザルタントが前走のような競馬をするとしたら、これより前の馬は厳しいと思いますし、流れも速く、動きだしも早くなりそうなので、必然的に差し馬有利の競馬になりそう。であれば、前走チェアマンズトロフィーの末脚が目立っていたレコードホルダーのイーグルウェイに、終始外々を回す厳しい展開だった香港ダービーで4角13番手から0秒1差まで追い込んだワイククあたりが浮上します。これに、このレースと相性のいい香港ダービー馬のフローレ、最近では珍しい人馬の絆が感じられるウインブライトを追加して、馬券対象はそこまで。

 一応、印で優劣をつけるなら…

◎:リスグラシュー
○:ディアドラ
▲:エグザルタント
△:ワイクク
△:フローレ
△:イーグルウェイ
△:ウインブライト

 といった感じでしょうか。海外馬券では最も旨味のない人気サイドの日本馬が中心という何ともつまらない予想。このまま買っても面白くないので、馬券は△の筆頭格ワイククから買います。国内人気はそこまででもなさそうだし、モレイラだし、なんとなくいけそうな気がするので。

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