2019【キーンランドC】予想

 これを含め残り2戦となったサマースプリントシリーズ。まぁシリーズの結果は馬券とは何も関係ないので、特に気になるものでもないんですけどね。そんなこんなでキーンランドCの予想です。

 目下3年連続で逃げ馬が馬券に絡んでいて、過去10年で見ても逃げ馬の複勝率は5割(函館開催含む)と優秀。スプリント戦で直線が短ければ前有利は当たり前と言えば当たり前。ただ、それとは逆にエポワスやウキヨノカゼの強烈な追い込みが強く印象に残っているレースであることも事実。今年は…、後者ですかね。ライオンボスとシュウジは是が非でもハナって競馬だろうし、他にも前々のポジションが欲しい面々が多数。これならテンはかなり速くなるはずで、そうなれば決め手を生かしたいタイプの出番なんじゃないかと。

 本命は◎ハッピーアワー。デビュー以来、上がり3Fのタイムは常にメンバー3位以内ととにかく末脚は堅実。前走のNHKマイルCも2着ケイデンスコールに次ぐ上がり2位で勝ち馬と0秒4差だから、地力も末脚も世代GIレベル。マイルでも結果は出しているけど、7F以下は連対率100%だから距離短縮も歓迎だし、陣営が「一番の魅力は洋芝」というほど洋芝適正が高いようだし、斤量も有利だし、もはや買い要素しか見当たりません。

 相手は人気サイドだけど○リナーテ。サトノダイヤモンドの半妹で父はステイゴールド。この配合で適正がスプリントに出るのだから血統は面白い。デビュー当初は血統からの期待が大きすぎたのもあって期待はずれ感が半端なかったですが、距離を短くしたこととステイゴールド産駒の成長力もあって、ここにきていよいよ本格化の様相。京王杯SCの2着も好内容だったし、同舞台の前走UHB賞が圧巻の勝ちっぷり。開催前半とはいえ1分7秒台も優秀。流れも向きそうだし、普通に走れば圏内かと。

 単穴に▲デアレガーロ。前走の高松宮記念も見せ場十分の末脚でしたし、京都牝馬Sでは○を負かしていますし、昨夏の函館で強い競馬をしていて洋芝適正も高いし。まぁ去年の同レースでは8着に負けているのだけど、当時は夏場の連戦で本調子になく、「状態は去年よりもいい」ということですから、去年のそれを気にする必要はないかと。特に落ち度もないのにブラストを卸された池添の奮起に期待します。

 以下△に、さすがに消せないダノンスマッシュ、葵Sでタイム差なしのディアンドルが北九州記念2着ならこっちも通用していいアスターペガサス、武史騎乗のTVh杯が強烈だったパラダイスガーデン。以上とします。

 人気サイドではタワーオブロンドンは完全軽視。ルメールはスプリンターと見ているようですが、前走で騎乗したレーンのコメントは「1200mのペースについていけなかったわけではないのですが、直線に入ってから前走ほどの反応や伸びがありませんでした」というもの。「ついていけなかったわけではないのですが…」とはまた何とも微妙な…。しかも前走は超スローですからね。ハイラップ必至のここは普通についていけないんじゃないかと。さらにラストも1400mほどの
伸びや反応がないのなら、惨敗までいいかと。個人的には良いことしか言わないルメールよりも、短期免許で空気を読む必要のないレーンのコメントのほうが信用できると思っていますし。

◎:ハッピーアワー
○:リナーテ
▲:デアレガーロ
△:ダノンスマッシュ
△:アスターペガサス
△:パラダイスガーデン

 馬券は◎軸の馬連と、3連系はフォーメーションで手広く。

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