【阪神牝馬S】世代交代に期待

桜花賞前日に桜花賞と同じ舞台で行われるのは、ヴィクトリアマイルの優先出走権も懸かる古馬牝馬の注目重賞・阪神牝馬S。馬券の検討はもちろん重要ですが、桜花賞と同舞台で桜花賞に騎乗予定のジョッキーも多数参戦となれば、翌日に向けて各騎手のレース運びにも注目したいところ。なにか翌日のヒントになるようなものが見られるかも知れませんしね。

ま、それはそれとして、とりあえず予想。

実力伯仲の、一長一短のメンバー構成でなかなか優劣がつけにくいというのが正直なところ。実績上位のミッキークイーンとクイーンズリングはそれぞれ距離やローテーションに不安がありますし、トーセンビクトリーもマイル実績の無さは気になるところ。であれば、ここは新戦力の台頭、世代交代に期待したい。

というわけで、本命は◎ジュールポレール。GI馬の半妹でディープインパクト産駒という良血。体質の問題で順調に使えず出世は遅れたものの、そのあたりがしっかりしてきた昨秋以降に怒涛の3連勝。勢いだけで重賞に挑んできた馬なら不安も大きいですが、これだけ血統の裏付けがしっかりしていると一気の4連勝があってもいいかと。前走は、いくらスローペースだったとはいえ、先行して32秒台の末脚ですからね。ポテンシャルは間違いなく重賞級でしょう。

相手筆頭は◯デニムアンドルビー。長休明けの昨年暮れからの4走が8,9,16,5着と振るわず。すっかり影を薄くしていますが、金鯱賞では上がり32秒8、55.5kgを背負った中山牝馬Sで0秒2差なら、年齢的な衰えは感じられません。何と言っても牡馬相手のGIでも好走してきた馬ですからね。久々の芝マイルが若干心配ではありますが、地力ならここに入ってもまだまだ上位とみていいはずです。世代交代とか言っておいてなんですが……

単穴に▲アドマイヤリード。デビュー当初から抜群にキレてましたが、徐々に馬体も増えてきたここに来て、さらにキレ味が増した様子。重馬場の前走が非常に強い競馬でしたし、馬場が悪化しそうな天気も歓迎。重馬場なら印を格上げしてもいいくらいかと。

以下、ミッキークイーンとクイーンズリングが△。まぁ、普通に考えればこの2頭は外せませんよね。トーセンビクトリーは消し。前走は流れが向いた感もありますし、阪神外回りのマイル戦は合わないような気がするので。

◎:ジュールポレール
○:デニムアンドルビー
▲:アドマイヤリード
△:ミッキークイーン
△:クイーンズリング

馬券は◎軸と◎◯▲のボックスで。終わってみればミッキークイーンって気がしないでもないので、金額は控えめにします。

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